医学部の受験校を決める際に、何を基準に選定しているのか?ボーダーライン偏差値や入試日については、多くの受験生が選定条件の1つに挙げると思います。しかし、それ以外の条件もいくつかあります。
私立大医学部の試験会場の有効利用と諸注意!
合格するための進路指導 2015年11月03日
メディカルラボの受験生の場合、私立大学専願者の場合には、10校~12校くらいの医学部に出願をします。ところが、関東地方以外に在住の場合には、どのようにすればよいのかをお伝えします。
私立大学医学部の入試日程(その2)
医学部最新受験情報 2015年11月02日
12月になると多くの私立大学一般入試で願書の出願が始まります。(その1)に続いて、今回は2月以降の試験日程についてお伝えします。
私立大学医学部の1次試験日程、ここが注意!
2月は国公立大学の前期2次試験と私立大学1次試験が10大学ほど実施されます。また、私立大学2次試験も2月を中心に実施されます。
今回は、2月に実施される私立大学の1次試験について、ポイントとなることをお伝えします。
受験校を決める際のポイント!
2016年度の私立大学の一般試験の入試日程は、ここをご覧ください。
この表は、2月に行われる医学部の入試日程(私立は1次試験のみ)をまとめています。ここでのポイントは次の通りです。
①2/1(月)は、4つの大学が重複します。目玉は、2016年度に医学部を新設する東北医科薬科大学です。先日のブログでもお伝えしましたが、かなりの志願者を集めると思います。特に東北地方の受験生の多くは受験するのではないでしょうか。
帝京大学は、2/1(月)、2/2(火)、2/3(水)の日程で試験をしますが、好きな日を選択して受験できます。もちろん3日間連続して受験してもよいです。当然、少しでも多く受験した方が、合格率は上がるでしょう。
日本大学(N方式)は、2016年度に新規導入された方式で、「同一試験・同一問題で、複数の学部・学科を併願できる」ことが特徴です。ただし、定員が3名と非常に少ないため、良く考えて受験をしなければなりません。また、出題される入試問題は、日本大学医学部の一般方式の問題よりも易しくなるのではないでしょうか。とすれば、基礎学力が非常に重視され、ミスは許されないと考えた方が良さそうです。
久留米大学の試験会場は、本学(福岡)、東京です。
予想ボーダーライン偏差値は、東北医科薬科大学[ss67.5]、
帝京大学[ss65.0]、久留米大学[ss65.0]
となっています。日本大学(N方式)は、予想できません。
②2/2(火)も3大学が重複します。帝京大学は、上でお伝えした通りです。東海大学は、2/2(火)、2/3(水)の日程で実施しますが、好きな日を選択して受験できます。もちろん2日間連続して受験してもよいです。
試験会場について、帝京大学は東京のみとなります。東海大学は、東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡で実施されます。福岡大学は、本学(福岡)、東京、名古屋、大阪で実施されます。帝京大学以外は、東京、名古屋、大阪、福岡で受験ができます。
予想ボーダーライン偏差値は、3大学全て[ss65.0]となっています。
入試問題の難易度は、東海大学と福岡大学は、素直で解きやすい問題が多いようです。2015年度の合格最低点(得点率)を見ると、東海大学81%、福岡大学72%と、他の大学より高いことがこのことを裏付けています。
次回は、3月の試験日程について解説をします。
私立大学医学部の入試日程(その1)
医学部最新受験情報 2015年11月01日
11月になりました。12月になると多くの私立大学で一般入試の出願が始まります。私立大学の1次試験の実施は、センター試験終了の翌々日、1/19(火)の愛知医科大学から始まります。そして1月末までに19大学で1次試験が終了します。
私立大学医学部の1次試験日程、ここが注意!
私立大学を受験する人は、そろそろ受験校を決定して募集要項や願書を入手する時期となりました。12月からは出願が始まります。特に私大専願者は、10校以上受験する人も多くいます。願書を記入するだけでも、かなりの時間が必要となります。医学部については「志望動機書」などを記入しなければならない大学も多くあり、他大学よりも一層の労力が必要です。
先日は「ネット出願」についてブログで特集をしましたが、予想以上の反響に驚きました。これは、初めて体験する人が多いからだと思います。
何事も余裕を持って準備を進めることが大切です。
受験校を決める際のポイント!
2016年度の私立大学の一般試験の入試日程は、ここをご覧ください。
この表は、1月と2月に行われる医学部の入試日程(私立は1次試験のみ)をまとめています。ここでのポイントは次の通りです。
①センター試験が終了した翌日は多くの受験生が自己採点を行い、その翌日の1/19(火)より愛知医科大学の試験が始まります。愛知医科大学の試験会場は、本学(愛知)の他に、東京、大阪、福岡で実施されますが、これ以外の地域に在住で愛知医科大学を志望する場合は、移動時間が発生するので注意が必要です。
②1/24(日)は、3つの大学で試験日が重複しています。埼玉医科大学[前期]は東京会場のみ、川崎医科大学は岡山の本学のみで試験を実施します。近畿大学は、本学(大阪)、東京、名古屋、広島、福岡で実施します。
予想ボーダーライン偏差値は、埼玉医科大学[ss62.5]、近畿大学[ss67.5]、川崎医科大学[ss65.0]です。
入試問題の難易度は、入試科目(英・数・理)を総合して考えると、近畿大学が他の大学より少し難しいようです。
これらのことを踏まえて、受験校を決定しなければなりません。
③1/30(土)も、3つの大学で試験日が重複します。試験会場は、獨協医科大学・北里大学ともに本学のみで実施します。関西医科大学は、大阪、東京、名古屋、福岡で実施します。
予想ボーダーライン偏差値は、獨協医科大学[ss62.5]、北里大学[ss62.5]、関西医科大学[ss70.0]となっています。
入試問題の難易度は、それぞれの大学で科目ごとに特徴があるため、何ともいえません。
④一般的には、試験日が重複する大学数が多いほど、受験生が分散するために各大学で志願者倍率は低くなる可能性があります。逆に、2016年度は、藤田保健衛生大学[前期]は、1/23(土)に単独で試験を実施、かつ本学以外に試験会場を設けいてるので、昨年以上に志願者が多く集まり、倍率も高くなることが予想されます。
最低限、これらのことを考えて受験校を決定しなければなりません。
メディカルラボでは、これに加えて生徒の学力状況と大学の過去問との相性をみて、もっとも合格に近い大学を受験校として考えます。(メディカルラボでは、これを「マッチング指導」といいます。)これも、メディカルラボが、完全個別授業だから可能となっています。
次回は、2月の試験日程について解説をします。
東北医科薬科大学の修学資金制度って?(その2)
医学部最新受験情報 2015年10月31日
37年ぶりに仙台に新設される東北医科薬科大学の医学部。10/2(金)のブログでメディカルラボで実施した同大学の説明会の内容をお伝えしたところ、大きな反響がありました。ようやく「学生募集要項」が配布開始となったので、みなさまが一番気になるであろう『修学資金制度』に関して特集します。
B方式の修学資金制度は、注意が必要!
前回の(その1)は、東北医科薬科大学の一番の目玉である修学資金制度[B方式]について、「青森県」と「岩手県」の対応についてお伝えしました。
今回は、「秋田県」「山形県」「福島県」についてお話しします。
■秋田県
[秋田県医学生修学資金「市町村振興枠」]
対象者:全国の医学生
貸与額:11,082,000円(6年間)
定員数:10名
出願時期:4月上旬
■山形県
[特定診療科医師確保修学資金]
対象者:全国の医学生
貸与額:12,000,000円(6年間)
出願時期:6月上旬
[地域医療従事医師確保修学資金]
対象者:山形県出身者(詳細は「学生募集要項」をご覧ください)
貸与額:12,000,000円(6年間)
出願時期:6月上旬
※定員は、上記2区分に、[山形大学医学部修学資金]を合せてトータル23名。
■福島県
[福島県へき地医療等医師確保修学資金]
対象者:全国の医学生
貸与額:17,920,000円(6年間)
定員数:3名
出願時期:6月
ここがポイント!
「B方式」の福島県修学資金に合格したら、①1500万+②1792万円=3292万となり、東北医科薬科大学の正規の学費3400万円とほぼ同額になります。これだと、国公立大学医学部の6年間の学費が約350万円ですから、学費面では東北医科薬科大学の方が有利となります。
「B方式」で出願する場合には、1県または複数県を選んで出願できます。複数県の場合は、希望順位をつけてください。
「B方式」は、入学後に各県(宮城県以外)の修学資金制度に、上記の出願時期までに応募をしなければなりません。
※この情報は、H27年度の実績で、H28年度に関しては見直しの可能性もありますので、詳細などは各県へお問合せください。
最後に、東北医科薬科大学の試験日や入試科目についてお知らせます。(「2016年度用全国医学部最新受験情報」より抜粋)
東北医科薬科大学については、みなさまの関心が大きいようなので、新たな情報が入りましたらこのブログでお伝えします。
東北医科薬科大学の修学資金制度って?(その1)
医学部最新受験情報 2015年10月30日
37年ぶりに仙台に新設される東北医科薬科大学の医学部。10/2(金)のブログでメディカルラボで実施した同大学の説明会の内容をお伝えしたところ、大きな反響がありました。ようやく「学生募集要項」が配布開始となったので、みなさまが一番気になるであろう『修学資金制度』に関して特集します。
B方式の修学資金制度は、注意が必要!
東北医科薬科大学の一番の目玉が、修学資金制度であることは前回のブログでお話しました。もう一度、次の表をご覧ください。
まずは、『修学資金枠』は、‘地域枠'ではありません。ということは、一応、全国の受験生が対象となります。しかしながら、「B方式」は、注意が必要です。
「B方式」は宮城県以外の東北5県(青森県・岩手県・秋田県・山形県・福島県)で、定員は20名です。
修学資金の金額は、①「本学の修学資金:1500万円」+②「各県の修学資金:約1100万円~」となっています。
①の1500万円は東北医科薬科大学が負担をします。つまり「B方式」に合格すれば1500万円は貸与されます。しかし、②に関しては各県により対象や定員数、貸与金額が違います。
気になる各県ごとの②「各県の修学資金:約1100万円~」についてお伝えします。今回は、「青森県」と「岩手県」の2件に関してです。
■青森県[青森県医師修学資金]
対象者:青森県出身者(詳細は「学生募集要項」をご覧ください)
貸与額:11,082,000円(6年間)
定員数:3名
出願時期:4月上旬
■岩手県
[岩手県市町村医師養成修学資金]
対象者:全国の医学生(岩手県出身者優先)
貸与額:22,000,000円(6年間)
定員数:15名
出願時期:3上旬
[岩手県医療局医師奨学資金「一般枠」]
対象者:全国の医学生(岩手県出身者優先)
貸与額:21,600,000円(6年間)
定員数:12名
出願時期:3月上旬
ここがポイント!
「B方式」の岩手県修学資金[市町村医師養成修学資金]に合格したら、①1500万+②2200万円=3700万となり、正規の学費3400万円を上回ることとなります。これだと、国公立大学で学ぶよりも、圧倒的にお得です。
「青森県」は、青森県出身者、「岩手県」は、岩手県出身者を優先となっています。次回、お伝えする「秋田県」「山形県」「福島県」は、『全国』を対象にしています。
「B方式」で出願する場合には、1県または複数県を選んで出願できます。複数県の場合は、希望順位をつけてください。
「B方式」は、入学後に各県(宮城県以外)の修学資金制度に、上記の出願時期までに応募をしなければなりません。
※この情報は、H27年度の実績で、H28年度に関しては見直しの可能性もありますので、詳細などは各県へお問合せください。
次回は、残りの秋田県・山形県・福島県について、ご説明いたします。
2016センター試験の出願状況と医学部入試
合格するための進路指導 医学部最新受験情報 2015年10月29日
2016年度大学入試センター試験の出願状況は、既に発表されています。「少子化」という言葉に反して、ここ数年はセンター試験の受験者は増加しています。
出願総数は対前年で23,319人増加
2016年度のセンター試験の出願状況が、発表されています。
■10/9(金)17時現在・受付最終日。[ ]内は2015年度の数。
出願総数 531,880人 [508,561人]
【内訳】
高校卒業見込者 446,121人 [424,449人]
高校卒業者等 85,759人 [ 84,112人]
出願総数は、昨年より23,319人増えて、531,1880人(対前年105%)となりました。内訳をみると増加人数の多くは、現役生だということがわかります。
これは最終の人数ではありません。郵送の場合は10/9(金)消印有効となっているため、最終的に志願数は増加します。確定志願者数は、12月上旬に大学入試センターから発表されます。
センター試験受験者のうちの医学部受験者の動向は、国公立大学(前期)とセンター利用私大の医学部受験の志願者数に表れます。
個別にみていくと、大学ごとに志願者が増えた大学・減った大学がありますが、センター試験受験者の増加とは反対に、医学部志願者は減少しています。
一番の原因はあまりにもボーダーラインが上昇したために、受験を諦めた人が多かったのではないでしょうか。大手業者が実施しているセンター試験の自己採点結果(理系5教科7科目・900点満点)をみると、明らかに得点率90%(810点)以上の人が増えています。
つまり医学部志願者は減っていますが、医学部を狙える高得点者は増えてえているために、医学部が難化傾向にあることに変わりません。
センター利用私大の医学部受験
私立大学のセンター利用入試は、2016年度は私立大学全30大学の中で、次の16大学で実施されます。
獨協医科大学・埼玉医科大学・杏林大学・順天堂大学・昭和大学・帝京大学・東京医科大学・東海大学(2016より新規)・愛知科大学・藤田保健衛生大学・大阪医科大学・関西医科大学・近畿大学・兵庫医科大学・産業医科大学・福岡大学
センター試験において、「国語」が受験科目になかったり、「国語」から古典分野を除いていたり、また、「地歴・公民」に関しては、半数以上の大学で受験の必要がありません。つまりは、国公立大学志願者だけでなく、私大専願者も受験可能だということです。
センター利用私大の定員は、一般入試と比較すると少ないめ、倍率が高いのではと思うかもしれませんが、そうでない大学もあります。次の大学は、「一般入試」と「センター利用入試」の実質倍率(受験者/総合格者)が、あまり変わらない大学です。
* [ ]内は、[ 一般入試実施値倍率:センター利用入試実質倍率 ]
獨協医科大学[17.6:18.6]、愛知医科大[9.2:11.9]、
兵庫医科大学[12.7:5.4(後期)]、福岡大学[16.3:14.8]
埼玉医科大学、杏林大学、順天堂大学、東京医科大学、大阪医科大学、関西医科大学、近畿大学については、総合格者を非公表としているため、実質倍率はわかりません。中には倍率の低い大学もあると思います。
12月頃から、私立大学は願書の出願が始まります。一般入試だけでなくセンター利用入試を実施する私立大学の出願も一緒に検討してみてください。
増加中のネット出願は、想像と違うかもしれません
医学部最新受験情報 2015年10月28日
最近、増加してきたインターネット出願。パソコンやタブレットを利用して、受験大学の願書を作成するものです。しかし、大学によってその対応が違うため戸惑う受験生も多いようです。
ネット出願の基本を知ろう
ネット出願の基本
パソコンやタブレットの普及に伴い、当たり前のようにインターネット出願(以下、ネット出願)を実施する大学が増えてきました。2015年10月現在、メディカルラボで把握できている大学は次の通りです。
国公立大学:広島大、徳島大、香川大、愛媛大、高知大
私立大学:東北医科薬科大、杏林大、順天堂大、帝京大、日本大、東海大、関西医科大、近畿大、久留米大、福岡大
2016年度入試では、私立大学では3分の1の大学でネット出願を行います。これらの中には、従来通りの紙媒体での出願も可能な大学とネット出願しか受け付けない大学もありますので注意が必要です。
例えば、amazonで何か欲しい商品を注文する際、10分も時間があれば注文・決済が完了して、翌日に商品が到着するということが日常となっています。
大学へのネット出願は、これとは大きく異なります。ネットで出願登録するだけですべてが完了するというわけではありません。募集要項や出願書類を大学から取り寄せる代わりに、各大学のネット出願サイトにアクセス、出願手続きの方法を確認したら、案内に沿って「志願者情報」や「支払方法」「受験地」などを入力した後に、必要な書類をダウンロードする必要があります。その後、受験料を銀行やコンビニなどで支払います。大学によっては、ネット出願サイト内でクレジット決済できます。
そして、この後に、出願書類をプリンターで印刷し、必要事項を記入のうえ、調査書や顔写真、健康診断書などの書類とともに大学に郵送することになります。この後の流れは、今までと同じように出願者へ大学から受験票が届くこととなります。
パソコンやプリンターなどの環境が整っていない場合や実際に操作したがうまく出願ができないという場合は、各大学の医学部入試係まで問い合わせると対応してくれる大学もありますが、自分でなんとか努力をしてくださいという大学もあります。不親切なように思えますが、高校や予備校の先生にお願いすることで解決できるのでそれほど問題が起こるとは思いません。
下記は、2016年4月に開校する東北医科薬科大学のインターネット出願に関する案内です。ネット出願のみでの出願受付となります。(東北医科薬科大学「医学部GuideBook」P21から抜粋。)
出願者にとってのメリット
医学部面接試験の重要性(その4)
合格するための進路指導 2015年10月27日
面接試験の重要性(その3)に引き続き、今回はほぼ全ての面接試験で質問される内容についてお伝えします。
医学部「面接試験」で一番質問される内容
前回(その3)では、医学部の面接試験で問われる内容を大きく次の2つに分けました。
①ある程度の知識(主に医療関連)が必要で、そのうえで自分の考えを述べるもの
②一人ひとりの答が違うもの・正解がないもの
面接試験で一番質問される内容で、合否に大きな影響を与える可能性の高いものは、②の内容だと思います。では、具体的にお話しします。
医学部面接試験の重要性(その3)
合格するための進路指導 2015年10月26日
前回(その2)では、医学部の「面接試験」で求められることをお伝えしました。今回は、面接試験の中で、面接官から具体的に質問される内容についてまとめてみました。
医学部「面接試験」で質問される内容
前回(その2)で、医学部の面接試験は他学部とは違い、「医学部入学≒医師≒就職」であり、医師の仕事が命にかかわるために、非常に重要視されることを説明しました。
では、どのような内容が質問をされるか?大きく分類すると次の2つになります。
①ある程度の知識(主に医療関連)が必要で、そのうえで自分の考えを述べるもの
②一人ひとりの答が違うもの・正解がないもの
①は、例えば「地域医療」「少子高齢化」「認知症」「安楽死」「臓器移植」「再生医療」など、新聞やテレビのニュースとして取り上げられることが多く、かつ、これから医師になろうと考えている人は関心を持っていいなければならないことです。
これらは、最低限度の内容把握ができたうえで、かつ、与えられたテーマに対して自分自身がどのように考えているかを面接官に伝えることができなければなりません。これは面接試験だけでなく、小論文試験のテーマとしても出題されています。
メディカルラボの面接対策授業や小論文対策授業では、下記のようなテキストを使用します。『医系用語集』は時事通信社と共同で作成しています。2015年度版には「STAP細胞問題」や「新専門医制度」など、最新の用語も取り上げています。一番大切なことは、医系用語の知識ではなく、自分がどのように考えるかを相手に的確に伝えられるかで、メディカルラボの授業では、完全個別授業でこれらの対策を行います。
さて②は「一人ひとりの答が違うもの・正解がないもの」です。
ここで質問されるトップ2は『本学志望の理由』と『医師をめざす理由』です。
これは簡単な質問のように思えますが、実はこの質問に満足な返答ができる受験生が非常に少ないように思えます。この他に『地域医療について』もよく質問されています。
面接試験では、他の受験生よりも面接官を驚かせるような『本学志望の理由』や『医師をめざす理由』を返答できる受験生が高評価を受けることが多いと思います。
次回は、②の「一人ひとりの答が違うもの・正解がないもの」の詳細についてお伝えをします。