12月になると多くの私立大学一般入試で願書の出願が始まります。(その1)に続いて、今回は2月以降の試験日程についてお伝えします。
私立大学医学部の1次試験日程、ここが注意!
2月は国公立大学の前期2次試験と私立大学1次試験が10大学ほど実施されます。また、私立大学2次試験も2月を中心に実施されます。
今回は、2月に実施される私立大学の1次試験について、ポイントとなることをお伝えします。
受験校を決める際のポイント!
2016年度の私立大学の一般試験の入試日程は、ここをご覧ください。
この表は、2月に行われる医学部の入試日程(私立は1次試験のみ)をまとめています。ここでのポイントは次の通りです。
①2/1(月)は、4つの大学が重複します。目玉は、2016年度に医学部を新設する東北医科薬科大学です。先日のブログでもお伝えしましたが、かなりの志願者を集めると思います。特に東北地方の受験生の多くは受験するのではないでしょうか。
帝京大学は、2/1(月)、2/2(火)、2/3(水)の日程で試験をしますが、好きな日を選択して受験できます。もちろん3日間連続して受験してもよいです。当然、少しでも多く受験した方が、合格率は上がるでしょう。
日本大学(N方式)は、2016年度に新規導入された方式で、「同一試験・同一問題で、複数の学部・学科を併願できる」ことが特徴です。ただし、定員が3名と非常に少ないため、良く考えて受験をしなければなりません。また、出題される入試問題は、日本大学医学部の一般方式の問題よりも易しくなるのではないでしょうか。とすれば、基礎学力が非常に重視され、ミスは許されないと考えた方が良さそうです。
久留米大学の試験会場は、本学(福岡)、東京です。
予想ボーダーライン偏差値は、東北医科薬科大学[ss67.5]、
帝京大学[ss65.0]、久留米大学[ss65.0]
となっています。日本大学(N方式)は、予想できません。
②2/2(火)も3大学が重複します。帝京大学は、上でお伝えした通りです。東海大学は、2/2(火)、2/3(水)の日程で実施しますが、好きな日を選択して受験できます。もちろん2日間連続して受験してもよいです。
試験会場について、帝京大学は東京のみとなります。東海大学は、東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡で実施されます。福岡大学は、本学(福岡)、東京、名古屋、大阪で実施されます。帝京大学以外は、東京、名古屋、大阪、福岡で受験ができます。
予想ボーダーライン偏差値は、3大学全て[ss65.0]となっています。
入試問題の難易度は、東海大学と福岡大学は、素直で解きやすい問題が多いようです。2015年度の合格最低点(得点率)を見ると、東海大学81%、福岡大学72%と、他の大学より高いことがこのことを裏付けています。
次回は、3月の試験日程について解説をします。