37年ぶりに仙台に新設される東北医科薬科大学の医学部。10/2(金)のブログでメディカルラボで実施した同大学の説明会の内容をお伝えしたところ、大きな反響がありました。ようやく「学生募集要項」が配布開始となったので、みなさまが一番気になるであろう『修学資金制度』に関して特集します。
B方式の修学資金制度は、注意が必要!
前回の(その1)は、東北医科薬科大学の一番の目玉である修学資金制度[B方式]について、「青森県」と「岩手県」の対応についてお伝えしました。
今回は、「秋田県」「山形県」「福島県」についてお話しします。
■秋田県
[秋田県医学生修学資金「市町村振興枠」]
対象者:全国の医学生
貸与額:11,082,000円(6年間)
定員数:10名
出願時期:4月上旬
■山形県
[特定診療科医師確保修学資金]
対象者:全国の医学生
貸与額:12,000,000円(6年間)
出願時期:6月上旬
[地域医療従事医師確保修学資金]
対象者:山形県出身者(詳細は「学生募集要項」をご覧ください)
貸与額:12,000,000円(6年間)
出願時期:6月上旬
※定員は、上記2区分に、[山形大学医学部修学資金]を合せてトータル23名。
■福島県
[福島県へき地医療等医師確保修学資金]
対象者:全国の医学生
貸与額:17,920,000円(6年間)
定員数:3名
出願時期:6月
ここがポイント!
「B方式」の福島県修学資金に合格したら、①1500万+②1792万円=3292万となり、東北医科薬科大学の正規の学費3400万円とほぼ同額になります。これだと、国公立大学医学部の6年間の学費が約350万円ですから、学費面では東北医科薬科大学の方が有利となります。
「B方式」で出願する場合には、1県または複数県を選んで出願できます。複数県の場合は、希望順位をつけてください。
「B方式」は、入学後に各県(宮城県以外)の修学資金制度に、上記の出願時期までに応募をしなければなりません。
※この情報は、H27年度の実績で、H28年度に関しては見直しの可能性もありますので、詳細などは各県へお問合せください。
最後に、東北医科薬科大学の試験日や入試科目についてお知らせます。(「2016年度用全国医学部最新受験情報」より抜粋)
東北医科薬科大学については、みなさまの関心が大きいようなので、新たな情報が入りましたらこのブログでお伝えします。