東京女子医科大学の推薦入試(一般公募制)が11/23(水)・24(木)に実施されます。
東京女子医科大学推薦入試
■東京女子医科大学の推薦入試(一般公募制)の定員は、約20名です。
■全科目の評定平均値が4.1以上の現役生が対象となります。もちろん、女子しか受験でません。
■選考方法は、書類審査、適性試験、個人面接、小グループ討論です。
■2016年度の推薦入試(一般公募制)の結果は、定員約20名に対して志願者75名、総合格者22名となっており、実質合格倍率は3.4倍でした。一般入試の倍率は8.9倍でした。
適性試験は何が出題されるのか?
2016年度にメディカルラボの生徒で東京女子医科大学の推薦入試(一般公募制)を受験した人達の「受験レポート」の一部をまとめてみました。
適性試験の内容は、「文章・データ等を示して読解・分析・判断および記述の能力を評価」となっています。試験時間は150分。
「文章」は、「言語系」の問題として出題され、大問10題にそれぞれ小問5題、合計50題。文章を読み、設問に書かれている内容と「論旨に合っている」「論旨に合っていない」「論旨からずれている」のいずれかを選択します。
「データ」は、「非言語系」の問題として出題され、大問10題にそれぞれ小問5題、合計50題。2016年度は、「ABCDabc」の並べ方や並び替え、1~10が書かれたカードで操作を行い、設問に答える問題、「点滴」を題材にした問題、「整数」に関する問題が出題されました。
時間が足りなかったとの感想が多くあり、解ける問題から先に手をつけるようにしなければなりません。
とにかく一般入試で出題される内容・形式とは違います。例えば、就職試験で行われる「SPI」や「GAB」なども試験対策になると思います。これらは書店で販売されています。
面接試験は何に注意すれば良いのか?
面接試験は個人面接で実施されます。試験時間は約10分、面接官は3人。2016年度に関してはメディカルラボの生徒達の話をまとめると、次の通りです。
主な質問内容:
推薦書や調査書、自己評価書に書かれている内容からの質問が多いようです。下記は質問内容の一例です。
●なぜ東京女子医科大かの理由
●自分の医師の適性
●高校時代のこと(成績・部活など)
●男女共学の良いところ
●人をまとめた経験はあるか
●周りにいる医師のこと
●家ではどんな手伝いをしているか
●遺伝子操作について
●東京女子医科大の特色は
など。
医学部では、唯一の女子大です。「なぜ東京女子医科大学なのか?」は、きちんと返答できなければなりません。創立者である、吉岡彌生先生のことも少しは調べておいた方がよいと思います。
他大学とは違う小グループ討論とは?
面接試験の形式は、試験時間(討論)が70分で、面接官3人、チューター1人(進行役)、受験者7~8人で実施されました。
最初は全員が自己紹介(全員で約10分)→プリントが配布され、文章を読む→討論(約70分)→最後に自分の意見を発表しました。
適宜、チューターが受験生に質問をして、討論を進行していくようです。
討論のテーマ(配布されるプリントの文章)は、グループによって違う。例えば2016年度は「スマホの健康維持への活用」や「iPhoneに必要なもの、不必要なもの」などでした。
チューターが進行役をするために、安心してグループ面接に臨めると思います。少しでも会話が途切れると、質問を投げかけてくれたりするため円滑に討論が進むようです。
小論文試験の内容は?
小論文試験はテーマ型で、試験時間40分で800字で自分の意見を述べなければなりません。
2016年度のテーマの概要は「WHOは『健康とは肉体的・精神的・社会的に満たされていること』と定義しているが、医師はどのような取り組みをすべきか」でした。
テーマそのものは、それほど難しいものではありませんが、ゆっくりと考えていては時間が不足する可能性があります。日頃から、練習を積んでいる人にとっては、それほど難しくはなかったと思います。
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