東京女子医科大学の推薦入試(一般公募制)が11/18(水)・19(木)に実施されます。
東京女子医科大学推薦入試
東京女子医科大学の推薦入試(一般公募制)の定員は、約20名となっています。
評定平均が4.1以上の現役生が対象となります。もちろん、女子しか受験でません。
選考方法は、書類審査、適性試験、個人面接、小グループ討論です。
2015年度の推薦入試(一般公募制)の結果は、定員約20名に対して志願者58名、総合格者21名となっており、実質合格倍率は2.7倍でした。一般入試の倍率は9.9倍でした。
適性試験は何が出題されるのか?
2015年度にメディカルラボの生徒で東京女子医科大学の推薦入試(一般公募制)を受験した人達の「受験レポート」の一部をまとめてみました。
適性試験の内容は、「文章・データ等を示して読解・分析・判断および記述の能力を評価」となっています。
試験時間は150分。
「文章」は、「言語系」の問題として出題され、大問10題にそれぞれ小問5題、合計50題。文章を読み、設問に書かれている内容と「正しい・違う・判断できない」のいずれかを選択します。
「データ」は、「非言語系」の問題として出題され、大問10題にそれぞれ小問5題、合計50題。2015年度は、酵素飽和度、細胞液中の細胞数、カロリー計算、自動ドアの仕組み、カードを選んでできる整数、図形(面積・角度)などが出題されています。計算はそれほど複雑ではないようですが、ひらめきが必要な問題もあります。
とにかく一般入試で出題される内容・形式とは違います。例えば、就職試験で行われる「SPI」や「GAB」などの対策問題集は書店で販売されているので、事前にこれらで演習を積むことで、東京女子医科大学の適性試験の対策となります。
面接試験は何を注意すれば良いのか?
面接試験は個人面接で実施されます。試験時間は約10分、面接官は3人。2015年度に関してメディカルラボで受験した生徒達の話をまとめると、次の通りです。
主な質問内容:
推薦書や調査書、自己評価書に書かれている内容からの質問が多いようです。下記は質問内容の一例です。
●なぜ東京女子医科大かの理由
●志望理由
●高校時代のこと(成績・部活など)
●趣味
●地域医療
●周りにいる医師のこと
●最近、興味のある医療ニュース
など。
医学部では、唯一の女子大です。「なぜ東京女子医科大学なのか?」は、きちんと返答できなければなりません。創立者である、吉岡彌生先生のことも少しは調べておいた方がよいと思います。
小グループ討論
形式は、試験時間(討論)が70分、面接官3人、チューター1人(進行役)、受験者6人で実施された。
最初は全員が自己紹介(全員で約10分)→プリントが配布され、文章を読む→討論(約70分)→最後に自分の意見を発表。
適宜、チューターが受験生に質問をして、討論を進行していく。
討論のテーマ(配布されるプリントの文章)は、グループによって違う。例えば2015年度は「避難所・仮設住宅へのペット持ち込み」や「駅での車掌さんの対応とタクシー運転手の対応」など。