2017年度東京医科大学の推薦入試が12/3(土)に実施されます。
東京医科大学推薦入試
東京医科大学の推薦入試は、3つの区分に分かれて実施されます。
ただし、試験日と選考方法は同じです。選考方法は、書類審査・小論文・面接・適性検査・基礎学力検査です。
■一般公募推薦
定員:20名以内
出願条件:高校普通科で、評定平均4.0以上の現役生
2016年度の結果:志願者99名、総合格者20名
■茨城県地域枠特別推薦
定員:8名以内
出願条件:茨城県内の高校を卒業、または保護者が茨城県内に居住し、評定平均4.0以上の現役または1浪
一般公募推薦と併願可(現役のみ)
2016年度の結果:志願者19名、総合格者7名
■山梨県地域枠特別推薦
定員:2名以内
出願条件:山梨県内の高校を卒業、または保護者が山梨県内に居住し、評定平均4.0以上の現役または1浪
一般公募推薦と併願可(現役のみ)
2016年度の結果:志願者9名、総合格者2名
※地域枠を受験する場合には、それぞれの県で実施する修学資金に応募しなければなりません。
選考試験で実施される、小論文・適性検査・基礎学力試験は、これまでは上記3区分すべて同じもので行われました。
2016年度に関してメディカルラボで東京医科大学推薦入試を受験した生徒達の「受験レポート」をまとめると、次の通りです。
学科試験は理科が注意!
数学・物理・化学・生物の4科目の問題40問を試験時間70分で解答します。
理科は3科目全てから出題されます。3科目全て万全な対策を行っている人は少ないかもしれません。例えば、2016年度の物理は、3題出題された中の1題が「相対性理論」の問題でした。
理科は公式が与えられていたり、問題文を読めば解答できる問題もあります。つまり、最低限度の暗記すべき公式や言葉は、しっかりと押さえておきましょう。
数学も理科と同様に基礎を試す問題が出題されます。試験後「満点を取れた」と報告に来る生徒もいました。
小論文はどのような内容か?
小論文は、日本語と英語で書かれた文章が1題ずつ出題されました。併せて90分で解答します。毎年、日本語1題、英語1題の2題が出題されています。
2016年度は日本語でのテーマは、内田義彦著の『読書と社会科学』の一部を読んで、著者が言う「古典を読むとは」について400~500字で記述するものでした。文書が抽象的なため、苦戦した人が多かったと思います。
英語でのテーマは、海洋汚染に関する文章を読んで、300字に要約をして、その対策を100字で記述するものでした。
面接試験はどのような形式か?
個人面接、面接官3人で行われ、試験時間は約10~15分でした。
特徴のある質問内容
●携帯電話などのマナー違反を見たら注意できるか?
●大学でサークルに夢中で勉強が疎かになったらどうする?
●良かった本は?その内容は?
●医学部の勉強についていけない友人がいたらどうするか?
●喧嘩やもめ事を、これまでどのように対処してきたか?
●友人といる時には、リーダータイプか協調型か?
●倫理的に許せないことは?
志望動機書や調査書に書かれている内容からも多く質問されます。
これまでも「倫理的」な内容を問う質問が、面接試験ではよく質問されています。将来の医師としての生命倫理にも関係があるために質問される可能性があります。
「地域枠」で受験した生徒の中には、「地域枠」に関する質問がなかった人もいましたが、事前に考えておく必要があります。
また、面接試験というよりも、「会話」という感じで和やかに終わったと感想を述べている人もいますが、中には圧迫面接だったと感じた人もいました。
試験時間は、約10分なので、あっという間に面接時間が過ぎていくと思います。短い時間で、できる限り好印象を与えましょう。
適性検査とは?
YG性格検査とバウムテストの2種類が実施されます。
30分で250問の質問に「yes」「no」で解答するY-G性格検査と10分で解答するバウムテストの2種類がありました。バウムテストは、紙に木や家、人の絵を描くテストです。
どちらも非常に有名なもので、受験者の性格などを判断する1つの材料として使用されます。インターネットなどで事前にどのようなものか、調べておくと心の準備ができるかもしれません。
後期生(高卒生・高3対象)、2学期生(高2生・高1生対象)の生徒募集中!
生徒ひとり一人の志望校や学力の状況に応じて、個別カリキュラムに沿って1:1の授業で効率よく授業を受講できます。詳しくはココをご覧ください。