東北医科薬科大学医学部の1次試験は2/1(月)に実施されます。
今回は、一般試験の対策や注意点についてお伝えします。
東北医科薬科大学の受験はここに注意!
東北医科薬科大学医学部の1次試験日は2/1(月)に実施されます。
2/1(月)は、帝京大学、日本大学(N方式)、久留米大学の1次試験と、また、順天堂大学の2次試験と重複します。
1次試験は、仙台と東京で実施されます。
東北医科薬科大学受験のチェックポイント!
東北医科薬科大学は、2016年4月に医学部を新設します。2/1(月)に実施する学科試験が、初回実施となるために過去問がありません。では、どのような対策を立てたらよいのでしょうか?
4/30(木)に東北薬科大学の医学部設置事務室に私自身が足を運び、また、9/27(日)にメディカルラボお茶の水校にて、予備校関連では初の東北医科薬科大学の説明会を実施した際に、大学の入試担当者の方からお伺いしたお話と、これまでの私の経験から予想できることをお伝えします。
[入試科目]
入試科目や配点、試験時間は、これといって特徴はありません。
小論文は、1次試験で実施されます。岩手医科大学や、埼玉医科大学、順天堂大学など、私大7大学でも同じように小論文試験を1次試験で実施します。小論文の評価は、2次試験後の選考時に使用する大学がほとんです。東北医科薬科大学でも、同じような方法ではないかと思います。
[解答形式]
全科目全てマーク形式
[問題難易度]
難問や奇問などは出題されないでしょう。高校の教科書をしっかりと学習していれば、解答できる問題が出題されると思います。国が37年ぶりの医学部新設ということで認可するからには、著しく教科書を逸脱した問題は出題されるとは考えられません。難解な問題を出題することで、現役生合格率が著しく低くなることも避けたいでしょう。
「東北薬科大学の過去問対策は有効ですか?」と尋ねたところ、「あまり対策にはなりません。これより難しくします」とのことでした。
東北医科薬科大学の入試問題作成者は、すぐお隣の県にある岩手医科大学の入試問題をかなり研究をしていると思います。岩手医科大学の学科試験については、11/28(土)のブログでも岩手医科大学の学科試験について取り上げていますのご覧ください。
また、理科で科目間の平均点が著しく異なる場合には、得点調整を行うかもしれないとのことでした。
[面接試験]
個人面接の形式で実施し、面接官は3人です。点数化をするようですが、非公表とのことでした。
医学部新設の趣旨の1つが、東北地方の医師不足解消なので、面接試験では地域医療に関することは必ず質問されると思います。特に「修学資金枠」で受験をする場合には、地域医療や医学部卒業後のことが面接試験での合否ポイントとなります。
[小論文試験]
点数化をするようですが、非公表とのことです。
[合格ライン]
定員100名中、修学資金枠(A方式・B方式)は55名、一般枠は45名。最新の全統模試のボーダー偏差値を見ると、修学資金枠は偏差値67.5となっており、同じグループには東京医科大学や日本医科大学などの難関大学があります。一般枠は少し偏差値が低くなり65.0なので、入り易い医学部ではありません。
修学資金を利用すると、国公立大学の学費とそれほど変わらないため、従来は国公立大学医学部専願の生徒が、併願先として東北医科薬科大学を受験するために、このような高いボーダー偏差値となっているのです。
国公立大学受験者と併願が多い大学には、慶應義塾大学や東京慈恵会医科大学、順天堂大学などがありますが、これらの大学は各試験科目の問題難易度が非常に高く、ハイレベルな問題を解答する学力が求められます。
対して、東北医科薬科大学では、上の[問題難易度]で述べたように難問は出題されないと考えています。解答形式が全てマークということと併せて考えると、ミスが許されない高得点勝負となるのではないでしょうか。
これまで私が東北医科薬科大学の関係者からお聞きした話と、自分自信のこれまで経験を交えて考えられることを書きました。
東北医科薬科大学に関しては、何か情報を入手次第、お伝えします。