今回は、『私立大学の後期試験の注意点』についてお伝えします。
2018年度私立医学部の後期試験は、新たに2大学が加わり、全8大学で実施
私立大の医学部は合計31大学あります。この中で後期試験を実施する大学は8大学です。2017年度までは6大学でしたが、2018年度は新たに金沢医科大と藤田保健衛生大が加わります。
下記をご覧ください。
大学名 | 2018出願期限 | 1次試験日 | 2018定員 |
2017総合格者数 |
埼玉医科大(後) | ~2/4 | 2018/2/11 | 約43名 | 非公表 |
昭和大(Ⅱ) | ~2/22 | 2018/3/3 | 20名 | 38名 |
日本医科大(後) | ~2/21 | 2018/2/28 | 18名 | 非公表 |
金沢医科大(後) | ~2/2 | 2018/2/17 | 10名 | ー |
藤田保健衛生大(後) | ~2/24 | 2018/3/4 | 約5名 | ー |
大阪医科大(後) | ~2/28 | 2018/3/10 | 15名 | 非公表 |
関西医科大(後) | ~2/22 | 2018/3/3 | 7名 | 非公表 |
近畿大(後) | ~2/17 | 2018/2/27 | 5名 | 5名 |
この表から読み取れることは次の通りです。
①後期試験は2/11の埼玉医科大から開始される。
②定員は大学により違うが、埼玉医科大のように前期定員に近い大学もある。
③総合格者数は、2大学以外は非公表となっている。
過去の年度の後期総合格者数を見てみると、2016年度の近畿大は13名、2015年度の昭和大は46名となっており、定員よりも多い総合格者数となっている。
後期は、受験生により多くの受験機会を提供することが1つの目的ですが、それ以上に少しでも優秀な生徒に入学してもらうための調整弁的な役割を持っていると言えるでしょう。
そのため、前期入試やセンター利用入試の合計者の状況に合わせて、後期の総合格者数は決められると考えてよいでしょう。
後期試験の出願期限は金沢医科大の2/2(金)が一番早く、私立大学の1次試験や2次試験の真っ最中であることから、気がついた時には出願期限を過ぎていたということがないようにしなければなりません。
医学部は志願者倍率が非常に高いので、万が一を考えて出願をした上で、後期試験も含めた学習計画を立てることが大切です。
これまでも、後期試験のみで合格を勝ち取った生徒を私も多く知っています。
そのためにも、年内に出願をすることをお勧めします。
次回は、『私立大のセンター試験利用入試』についてお伝えします。
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