昔から「夏を制するものは、受験を制す」と言われています。受験生にとって夏休みは、1年のうちで自由に使える時間を一番確保できる期間だと思います。
高3生の夏休み、何に注意して勉強をするのか?
これまで多くの高3生を見てきた経験から、現役合格を成し遂げた先輩達が、どんなことに注意して夏休みに勉強をしたのか?
①苦手科目・苦手分野の克服
②志望校の過去問を1ヶ年分だけ解いてみる
③数学と理科の出題範囲を一通り学習しておく
「苦手科目・苦手分野の克服」が大切なことは、みなさまもご存じだと思います。今回は、これ以外のことについてお伝えします。
今回(その2)は、「③数学と理科の出題範囲を一通り学習しておく」について、少し解説を加えてご説明します。
数学と理科の出題範囲を一通り学習しておく
医学部の入学試験は、科目負担が多く、広範囲からレベルの高い問題が出題され、かつ合格するためには他の受験生より高得点を取らなければなりません。特に私立大学や国公立大学で医学部独自の入試問題を出題する場合には、より注意が必要です。
ところで、高校別の「国公立大学医学部の現役合格者占有率ランキング」についての記事が、サンデー毎日(4.30号)に掲載されていました。トップは灘高校で、以下は久留米大附設高校、愛光学園高校、北嶺高校、東海高校と続きます。注目したいのはベスト30のうちで、私立高校が23校を占め、多くの高校が中高一貫校です。これらの高校は、入学時点での学力が高いことが、医学部への現役合格率の高さに影響しているとも考えられますが、それだけではありません。授業進度も大きく関係しています。
医学部に現役合格をするためには、できるかぎり早く受験で必要とされる勉強内容の学習を終えて、より入試本番に近い応用問題や志望校の過去問対策に時間を割けるかがポイントとなります。合格者の多い高校は、理系の受験科目の要となる数学や理科を、高2生終了時や夏休み終了頃までに全ての学習を終えている高校が多いようです。
ここまでの内容を読まれた受験生の中で、高校の授業進度が遅いなどの理由で、焦りを感じている人がいるかもしれません。
「どのようにすれば良いのか?」
自分で勉強を進めるしか方法がありません。これから入試までの間で夏休みが一番時間を確保できます。特に数学や理科は進度の面では大きく差がつきやすい科目なので、夏休みの学習計画を立てて、少しでも教科書の最後まで近づくように勉強を進めてください。
メディカルラボの夏期講習
「自分ひとりでは・・・」という受験生には、メディカルラボでの完全個別授業がお薦めです。個別授業で、学習したい科目や分野に絞って授業を受講できます。高校の夏補習や部活動の状況を配慮して、授業スケジュールを作成します。
今回、お話した「数学と理科の出題範囲を一通り学習しておく」についても、メディカルラボの夏期講習をご利用ください。
詳しくは、メディカルラボのホームページをご覧ください。