2017年度の小論文試験では、どのような内容がテーマとなったのでしょうか?
時代を映し出すことがテーマになった!
6月初旬現在で各大学から入手できた小論文を見ていると、2017年度の小論文のテーマとして目立ったのは何だったと思いますか。
1位:『人工知能』
2位:『健康寿命』
私立大医学部では、入手できた一般入試13大学中、4大学で『人口知能』に関すことがテーマとして出題されていました。その大学とは、自治医科大、昭和大(Ⅰ期)、東海大(2/11)、関西医科大(後期)などです。
『健康寿命』に関しては、関西医科大(前期)、川崎医科大などでテーマになっていました。
『人工知能』『健康寿命』について、皆さんはどの程度ご存知ですか?
昨年8月に、東京大医科学研究所で使用したIBM社の人工知能「ワトソン」の力によって、治療困難だった白血病患者の回復に役立ったというニュースが話題になりました。
上で挙げた4大学ともに、人工知能と医療・医学との共存や関わり方について、自分の考えを述べる設問となっています。
『健康寿命』についてもは、どれだけ寿命が伸びても健康でなければ意味がありません。日本人の「平均寿命」は世界一ですが、「平均寿命」から『健康寿命』を引いた期間(いわゆる寝たきり状態など不健康な期間)が、欧米諸国と比較すると長いと言われています。医療費も膨大となり国家予算を圧迫しています。
『人工知能』と『健康寿命』に関しては、2018年度の小論文試験や面接試験のテーマとして取り上げる大学が増えると思います。
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