その①では国公立大医学部医学科の医学部入試結果を振り返ってみました。今回は、私立大を見てみましょう。(4月20日時点のデータ)
私立大医学部志願者は、今年も増加!
4/20現在で公表されている16大学の医学部医学科の総合計を見てみましょう。
※新設大学以外は全て同じ大学で集計しています。
※一般前期枠、一般地域枠、センター利用地域枠の合計。
年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 |
医学部 | 38,405人 | 39,388人 | 41,932人 | 44,133人 |
前年比 | 110% | 103% | 106% | 105% |
2014年度までの総志願者は大幅に増加していました。2015年度以降は微増ですが、志願者数は着実に増加しています。
この2年間の志願者の増加については、2017年度は国際医療福祉大、2016年度は東北医科薬科大の医学部新設によるものが大きいです。
4/20時点では約半数の私立大医学部しか志願者を公表しておりません。全大学の合計を見なければ確実なことは言えませんが、志願者倍率だけを考えても昨年同様に私立大の医学部人気は継続していると考えて良いでしょう。
東海大学は、志願者数は5,928人で、定員60名なので志願者倍率は約99倍となります。2016年度の志願者が5,398人だったので530人ほど志願者が増加しています。
ところで、私立大の志願者に変化をもたらす要因は、
①他大学との試験日の重複
②学費の変更
③2次試験科目の変更
④募集定員の変更
⑤試験日程の新設・廃止
などです。
このように、志願者の増減には何らかの要因が関係していることが多いいのです。
つまり、2018年度の志願者の動向についても、主に上で書いた①~⑤に注目をすれば、大まかな流れは把握できるということです。
大学個々の詳しいことは、6月~8月にかけて全国で実施する「医学部入試合格ガイダンス」でお伝えします。
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