センター試験の出願期間も終わりました。志願者数は昨年と比較をすると、速報値は約12000名減少しています。
さて、大学入試センター試験は、現在の高1生が受験するのを最後に廃止されます。現在の中学3年生からは『大学入学共通テスト』を受験することとなります。
今回は、『大学入学共通テスト』についてお伝えします。
現高3生にも無関係でない『大学入学共通テスト』
『大学入学共通テスト』の初回実施は、今の中学3年生が受験する2021年の1月となります。
「だったら自分は関係ない!」と思っている人が大半だと思います。しかし医学部受験に関しては、必ずしもそうではありません。医学部は、浪人比率が非常に高い学部だからです。
そして『大学入学共通テスト』と『大学入試センター試験』とでは、出題方針が大きく変わることが、最も注意しなければならない点です。
次の表をご覧ください。
この表は、2017年度入試の結果で、各大学ごとに現浪別の合格者や入学者の割合をまとめた表です。(一部の大学を抜粋)
この表から考えられることは、
①医学部は浪人比率が高い。また、多浪生も多い。
②国公立大と比較すると、私立大は2浪以上の割合が高い大学が多い。
つまり、現高1生は浪人ができないというこです。現高2生は2浪、現高3生は3浪ができないということです。
冒頭でも書いた通り、『大学入学共通テスト』と『大学入試センター試験』とでは、出題方針が大きく変わります。しかし、今回は今までのような「旧課程」「新課程」で発生した履修内容の変更ではないことが最も注意すべき点だと思います。
次回は、『大学入学共通テスト』と『大学入試センター試験』について、何が違うのかをお伝えします。
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