藤田保健衛生大学の前期1次試験は1/23(土)に実施されます。
今回は、一般試験の対策や注意点についてお伝えします。
藤田保健衛生大学の受験はここに注意!
藤田保健衛生大学医学部の1次試験日は1/23(土)で、他の医学部とは試験日が重複していません。2015年度は、埼玉医科大学、近畿大学、川崎医科大学の1次試験と重複したために、大きく志願者を減らしました。
1次試験会場は、名古屋(ダイテックサカエ)、東京、大阪、福岡で実施されます。
英語と数学のチェックポイント!
2015年度入試より、英語と数学の配点が各々100点から200点に変更となり、英語と数学の配点比率が高くなりました。英語と数学でしっかりと得点しなけばなりません。
2015年度の前期試験で、出題された英語と数学の分析を見てみましょう。
[英語]
[全体の難易度]:やや難
[前年との難易度の変化]:変化なし
[時間に対する分量]:適量
[設問別の分析]
試験時間80分に対して、例年通り長文3題のみの出題のため時間的な余裕はあります。長文の題材は医療・科学系が中心ですが、大問1のように論理性を問う問題も出題されます。難解な単語や専門用語には、注釈が付くことからわかるように、知識そのものではなく与えられた情報を理解・処理・分析する力が問われています。対策としては医療・科学・論理系の長文を中心に演習し、大問3の対策として入試標準レベルの単語を綴りまで書けるように練習しておきましょう。
英語は、毎年、全体難易度が[やや難]レベルの出題です。読解問題の英文素材は、「医療系」「科学系」からの出題が多く、2014年度は、『アナフィラキシー発見の歴史』『人間の赤ん坊とバタンの知的能力の比較』『薬の起源と変遷』が、2013年度は、『哺乳類における死の概念』『遺伝的多様性と経済学『関節炎患者の治療経過』がテーマでした。
[数学]
[全体の難易度]:易
[前年との難易度の変化]:易化
[時間に対する分量]:少ない
[設問別の分析]
大幅に出題傾向が変わりました。前半3問は基本的な問題で確実に解答しなければなりません。後半は題意の捉えにくい問題ですが、難易度はそれほど高くありません。微積分などの関数の分野が中心ですが、図形を用いた応用問題も出題されています。解法を誘導してある問題も多いので、誘導に乗るのが苦手な人は、別解のある問題を複数の解法で解く練習をするとよいでしょう。基本的な問題が多い上に、試験時間の割に問題数が少ないので、合格するには高得点が必要でしょう。
数学の問題につきましては、2015年度8月に藤田保健衛生大学で実施されたオープンキャンパスの特別講義で、数学の出題傾向について触れられています。詳しくは、10/4(日)の当ブログをご覧ください。
[理科]については省略します。詳しく内容をしりたい人は、こちらをご購入ください。
別の機会に面接試験と小論文試験を解説予定です。