北里大学医学部の1次試験は1/30(土)に実施されます。
今回は、一般試験の対策や注意点についてお伝えします。
北里大学の受験はここに注意!
北里大学医学部の1次試験日は1/30(土)で、獨協医科大学、関西医科大学(前期)の1次試験と重複します。また、岩手医科大学、順天堂大学、兵庫医科大学、川崎医科大学の2次試験と重複します。
1次試験会場は、神奈川県(北里大学相模原キャンパス)で実施されます。
2015年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した、北里大学の大村智名誉教授に関することは、北里大学2次試験の面接試験で質問される可能性があります。面接試験前には、調べておきましょう。
英語と数学のチェックポイント!
2015年度に出題された英語と数学の分析を見てみましょう。
[英語]
[全体の難易度]:標準
[前年との難易度の変化]:変化なし
[時間に対する分量]:適量
[設問別の分析]
2014年度と同様、読解1題、会話文1題、文法2題と英作文1題でした。長文問題の難易度に変化はありませんが、語数が300語以上減少したので解きやすくなったかもしれません。ただし、大問5がグラフ内容についての英文の語句整序であるため、やや難しかったかもしれません。全体的な難易度は変化がなくて標準です。大問1と大問2が医療系の英文なので、医療系の長文・会話文を読み込み慣れておく必要があります。文法は大問として2題出題されるため、標準的な問題集を1冊仕上げておくとよいでしょう。
北里大学の読解問題の英文素材は、「医療系」が多く出題されています。2014年度は「遺伝子治療」、2013年度は「脳の男女差」がテーマとなっていました。
[数学]
[全体の難易度]:やや難
[前年との難易度の変化]:難化
[時間に対する分量]:適量
[設問別の分析]
大問1の小問集合は基本的な問題が中心なので確実に得点しなければなりません。大問2、大問3は記述式問題で、最後の解答にいたる経過も解答用紙に記述しなければなりません。大問 2は行列、大問3は微積分というのが旧課程の時の定番でしたが、新課程からの出題となり2次曲線と微積分になりました。例年通り2015年度の大問3も、微積分の分野から出題されましたが、少し難易度が上がりました。大問3は、毎年、典型問題が多くそれほど難しくはありません。ただし、うまく処理しないと時間がかかってしまうような面倒な問題が出されることも多くあります。特に微積分の問題は、計算を面倒がらずに自分の手で、最後まで解答することを意識して演習を行いましょう。
[理科]については省略します。詳しく内容をしりたい人は、こちらをご購入ください。
別の機会に面接試験と小論文試験を解説予定です。