2017年度関西医科大学の推薦入試(特別枠・公募制)は、第1次試験は書類審査、第2次試験は11/27(日)に実施されます。
入学者は奨学金が6年間に渡り貸与されます。また、初期研修と指定される地域・診療科に10年間勤務すれば、奨学金の返済を免除されます。
関西医科大学の推薦入試
■関西医科大学の推薦入試(特別枠)の定員は、10名となっています。
■全体および6教科(外国語・数学・理科・国語・地歴・公民)のみを対象とした全体の評定平均値がともに4.0以上の現役生が対象となります。
■選考方法は、(1次)書類審査、(2次)適性検査(数理的問題・英文問題を含む)、小論文、個人面接、グループ面接です。1次試験は書類審査となり、合格した受験生のみ2次試験を受験します。
適性検査は何が出題されるのか?
2016年度にメディカルラボの生徒で、関西医科大学の推薦入試を受験した人達の「受験レポート」の一部をまとめてみました。
適性検査は試験時間150分で実施されます。出題内容は「数理的問題・英文問題を含む」となっているので、その通りの問題がでます。2016年度は、これまでとは少し傾向が変わったようです。
2016年度に関しては、心臓や肺活量、酵素呼吸など医療系をテーマにした問題が英文や日本語で出題されていました。数学は確率や2倍角の証明問題なども出題されていたようです。
問題量も多く、判断力や考察力をみるような問題が多かったようです。生物選択者は、物理選択者よりも有利であったようです。
小論文は何が出題されるのか?
小論文の字数は500字で試験時間は50分でした。課題文を読んで、2つの問に自分の考えを書きます。
課題文の内容は、「何度か死に直面した著者が、肺結核で失意の底にいた時に、医師から言われた言葉で希望を持ち闘病に耐えることができた」という内容でした。
2つの設問は、「これまで経験した ‘時に適った言葉’ は」「課題文のような医師になるために、どのように心がけをしたらよいか」について、自分の考えを書くものでした。
面接試験も含めて、ある程度の医療知識は必要ですが、その上で自分が医師として、ひとりの人間として、どのように考えるかを小論文として解答用紙に書かなければなりません。
その面接ですが・・・
個人面接試験
試験時間:約20分
面接官:3人
質問される内容:自己推薦文や調査書に書かれている内容からの質問が多くを占めるようです。
●本学を志望した理由
●「特別枠」を理解しているか
●自分が医師に向いている点
●内科医に向いている点と向いていない点
●内科医は医師の数が多いが、これについてどう思う
●お母さんの手伝いをするか
●ガン治療に携わりたいと言っているが、末期患者に対してどう対処するか
※自己推薦文に、例えば『内科医』のことを書いた場合は、『内科医』のことを質問されています。
集団討論
試験時間:約40分
面接官:3人
受験者:8人
討論のテーマ:「成人は18歳か20歳か?」
別室で課題文が配布され、読む時間を10~15分ほど与えられた後に、試験官が受験生を4人ずつ、「賛成」と「反対」2つのグループに分けます。別室に移動して1人ずつ名前や高校名を言った後に、それぞれ「賛成」「反対」の立場で討論を行います。最後に、それぞれの意見を述べて終了です。
2015年度のテーマは、「電子書籍の是非」について、同じように2つのグループに分かれて討論をするものでした。
試験官から勝手に「賛成」「反対」を決定されるため、自分の本意とは反対の立場で討論しなければならないかもしれません。自分の立場(賛成か反対か)を忘れずに、自分の意見を言うことが求められます。
面接官は頭の柔軟さを求めていると思うので、別室で課題文を読む際に、「賛成」と「反対」の両方の意見を考えておく必要があります。
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