センター試験の出願も終わり、10月頃から受験校の選定に取りかかる人が多いかと思います。2016年度の入試日程を見ながら、気になるポイントを解説します!
私立大学の試験日で注意すべきこと!
2016年度の私立大学の試験日は、医学部受験ラボに掲載しています。前回は、1/24(日)と1/30(土)に重複する大学についてお伝えしました。
今回は、2/1(月)と2/2(火)に1次試験を行う下記の試験日の重複について解説します。
①1/24(日):埼玉医科大・近畿大・川崎医科大
②1/30(土):獨協医科大・北里大・関西医科大
③2/1(月):東北医科薬科大・帝京大[1日目]・日本大[N方式]・久留米大
④2/2(火):帝京大[2日目]・東海大[1日目]・福岡大
※帝京大は2/1・2・3の3日間、東海大は2/2・3の2日間連続で試験を実施。好きな日程を受験できます。1日のみ、2日のみでも可能です。
ここがポイント!
③2/1(月)は4大学が重複しており、3大学は東日本にある大学です。日本大[N方式]は、2016年度から新規導入されましたが、定員3名のため影響は少ないと思います。同じ東日本の東北医科薬科大と帝京大。東北地方の受験生は新設の東北医科薬科大を受験する人が多いのではないかと思います。全統模試ボーダー偏差値は、東北医科薬科大のみ67.5で、他大学は65.0となっています。4大学すべて東京で受験が可能です。
④2/2(火)も3大学が重複しています。関東の帝京大と東海大の2大学が重複。2/3(水)も2大学は重複しています。2/2(火)の3大学すべて、全統模試のボーダー偏差値は65.0と同じ難易度です。
帝京大や東海大を志望順位として高く置いている受験生は、連続して受験した方が良いでしょう。入試問題の難易度や傾向が同じなので対策がやり易いためです。
受験科目は、帝京大学は、英語[必須]、数学[ⅠⅡAB]・国語・物理・化学・生物から2科目選択の計3科目です。東海大は英語、数学[ⅠⅡⅢAB]、理科[物理・化学・生物→1]の3科目です。福岡大は、英語、数学[ⅠⅡⅢAB]、理科[物理・化学・生物→2]の4科目です。
この他にも、例えば1/20(水)は岩手医科大・兵庫医科大が重複しています。
ここでは触れていませんが、私立大は1次試験に合格すると、2次試験をしなければなりません。もちろん放棄することもできます。他大学の1次試験や2次試験との重複を考えると更に頭を悩ますことになります。
特に私立大専願の場合には、2次試験のことはあまり考えずに、1次試験のことを中心に考えて受験スケジュールを考えることが良いかと思います。
この件につきましては、再度。改めてお伝えします。