2016年度の岩手医科大学の1次試験は1/20(水)に実施されます。同じ日には、兵庫医科大学の試験も実施されます。
今回は、一般試験の対策や注意点についてお伝えします。
岩手医科大学の受験はここに注意!
岩手医科大学の1次試験会場は、岩手(本学)・札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の6ヶ所となります。これ以外の地域にお住いの受験生は前日から移動や宿泊が発生します。
これまで東北地方には、私立大学の医学部は岩手医科大学だけでしたが、2016年度には東北医科薬科大学が仙台に新設されます。そのため相乗効果で、岩手医科大学の受験者数も増える可能性があります。
英語と数学のチェックポイント!
[英語]
2015年度に出題された英語の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:標準
[前年との難易度の変化]:変化なし
[時間に対する分量]:少ない
[設問別の分析]
例年通り、150語程度の長文問題2題に文法問題1題、英作文2題からなる出題形式に変更はありませんでした。長文問題対策は、短い英文の構造を把握しながら正確に文脈を把握することです。さらに、品詞・熟語・構文に対する意識を高めておく必要があります。文法・語句整序問題対策は、基本事項を完全に理解し、標準的な問題集を繰り返し演習してください。記述形式である英文和訳と和文英訳は標準的なレベルですが、日常から過去問を中心に練習して入試までに慣れておきましょう。
読解問題の英文素材は、毎年医療・科学系から出題されています。2014年度は『サンフランシスコ市のインフルエンザへの対応』と『物理学を中心とした科学の問題点』でした。読解問題のワード数は、毎年、大問1題あたり150~200語なので、焦らずにじっくりと英文を読むことができます。
[数学]
2015年度に出題された数学の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:標準
[前年との難易度の変化]:難化
[時間に対する分量]:多い
[設問別の分析]
標準的な参考書で見かける問題ばかりで、難問はありません。確率と微積分が頻出ですが、それ以外は全分野から幅広く出題されています。複数の分野にまたがった総合的な問題も出題されています。時間に対する分量がやや多いので、定型的な問題の解法は瞬時に頭に浮かぶようにしておくことと、正確かつ迅速な計算力を養っておく必要があります。参考書で基本的な解法を習得した後に、標準的な問題集でそれを使う練習を繰り返し行うとよいです。
岩手医科大学の数学は、これまでは標準的な出題が多く、医学部の中では易しい問題を出題する大学でした。2015年度は、以前と比べて少し難化しましたが、それでも基礎を確実に定着させることが、第一に必要です。
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別の機会に面接試験と小論文試験を解説予定です。