2016年度私立大学医学部の入学試験は、1/19(火)の愛知医科大学の1次試験を皮切りに開始されます。
今回は、一般試験の対策や注意点についてお伝えします。
愛知医科大学の受験はここに注意!
愛知医科大学の試験は、センター試験終了後の2日後から開始されます。センター試験を受験する人は、慌ただしい中の受験となります。試験会場は名古屋・東京・大阪・福岡の4ヶ所となります。よって、これ以外の地域にお住いの受験生は前日から移動、宿泊が発生します。
読解問題は、2014年度までは4題も出題されていましたが、ワード数はどれも1題あたり300~500語と少なかったです。2015年度は、読解問題が1題減って3題になりましたが、大問4はワード数が約650語もありました。また、出題される英文素材も、「科学系」「人文系」「社会系」と幅広く出題されています。
英語と数学のチェックポイント!
[英語]
2015年度に出題された英語の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:標準
[前年との難易度の変化]:変化なし
[時間に対する分量]:適量
[設問別の分析]
2015年度は、3つの変更点が見られました。大問4の中に要約文の空所補充(記述)が、大問5の中に45~65字の指示語内容の説明が出題されたことと、大問が1題減少したことです。その他は例年通り、語句選択や単語完成のように語彙力を問う問題が中心です。対策として、長文は内容を大雑把に把握するのではなく、文構造を意識し、意味が曖昧な語を調べ本質的な内容を把握することです。文法に関しては標準的な問題集を、語彙の分野を中心に反復演習しましょう。
[数学]
2015年度に出題された数学の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:やや難
[前年との難易度の変化]:難化
[時間に対する分量]:適量
[設問別の分析]
問題内容は標準的な参考書や問題集で見かける問題が中心で、標準レベルの国公立大でよく見られる出題形式です。小問による誘導がないことが多いです。年度によって難易度にかなりの差があります。確率、数列の極限、積分法(面積、体積)が頻出で、数列は確率や図形と融合されることが多いようです。公式や解法の丸暗記では解けない問題が多いので、しっかりと考える力が必要です。定型問題の解法を習得した上で、国公立用の問題集などで演習するとよいでしょう。
一番の特徴は、上でも述べたように、国公立大学で出題される問題内容と解答形式だということです。私立大学の専願者にとっては過去問を中心に演習を行い、先生に解答添削を行ってもらいましよう。
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別の機会に面接試験と小論文試験を解説予定です。