2017年度兵庫医科大学の推薦入試は11/13(日)に実施されます。
兵庫医科大学の推薦入試
■兵庫医科大学の推薦入試の定員は、「一般公募制」は約10名、「地域枠」は5名以内となっています。
■一般公募制:全日制普通科で、全体の評定平均値が4.0以上の現役生。
■地域枠:兵庫県内の全日普通科高校に在籍または卒業し将来は当該地域で地域医療に貢献する人。全体の評定平均が、現役生は4.0以上、1浪は4.2以上。
また、「出願時点で、兵庫県内に保護者が1年以上在住していること、又は兵庫県内の高等学校等を卒業見込みの者又は卒業した者で将来、当該地域における地域医療に貢献しようとする強い意志を持つ者」が地域枠の出願条件です。
地域指定制により合格し入学した場合でも、卒業後の就労義務などはありません。
基礎学力試験 英語:100点満点(50分)
小論文:100点満点(60分)
面接:個人面接
学科試験は何に注意をすれば良いのか?
基礎学力検査となっていますが、決して基礎レベルからの出題ではありません。昨年の生徒が受験後に書いてくれた2016年度「受験レポート」から簡単に解説します。
英語は、大問4題。文法(空欄補充)・長文・長文・英作文(並び替え)の4題です。試験時間が50分なので、じっくりと考えて解答していると、終わらないかもしれません。解答する順番を考えるなどの工夫をした生徒もいました。
数学は60分の試験時間で、数ⅠAⅡBの範囲から約12題ほどが出題されており、解答時間が足りなかった人が多かったようです。半分は標準問題が出題され、残りは難しい問題だったようです。
数ⅠⅡABの範囲から、満遍なく出題されます。小問誘導がないために、自分が解けそうな問題から解答をして、同時に解答時間を意識しなければなりません。
理科は物理・化学・生物から2科目選択です。難問はあまり出題されていなかったようですが、試験時間に対してどの科目も問題分量が多いようです。
物理は、比較的基本的な問題が多かったようです。化学は理論と無機中心の出題で、計算量が非常に多かったようです。生物は、50字や100字をはじめ記述問題も多く、「バイオーム」なども出題されました。
年度により難易度や出題傾向も変わるようですので要注意です。
面接試験は何に注意をすれば良いのか?
面接試験は個人面接で実施されます。2016年度に関してメディカルラボで兵庫医科大学の推薦入試を受験した生徒達の話をまとめると次の通りです。
面接官は2名で、多くの生徒の話だと面接官は優しい人が多く、緊張せずに面接試験を終えたようなので、元気よくハキハキと答えることが大切だと思います。
主な質問内容:
推薦書や調査書に書かれている内容からも多くの質問がでます。下記は質問内容の一例です。
●兵庫医科大学を志した理由
●出身高校のこと(部活など)
●大学で見聞を広げるために何をしたら良いか
●医師が僻地に行きやすくするにはどうすべきか
●女性医師の勤務については、どのようなサポートが必要か
●医療以外のニュース
●数学は医師になったらあまり必要なくなるけれど、どう思うか
など。
面接の試験時間は10分です。2016年度は5分経過後と8分経過後に時間を知らせる放送が流れたようです。
小論文試験の対策は?
小論文の過去問は公表されます。
2016年度は「人生の節目で読んでほしい短歌」永田和宏著の抜粋文を読んで、5つの設問に答える内容でした。このうちで2題の設問は自分の経験を踏まえた解答を作成するものです。
試験時間が60分で、5つの設問のトータル文字数は約700字となるため、時間に余裕のあった受験生は少なかったようです。日頃から小論文の対策を行っていた生徒にとっては、それほど難しい問題ではなかったようです。
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