2016年度の兵庫医科大学の1次試験は1/20(水)に実施されます。
今回は、一般試験の対策や注意点についてお伝えします。
兵庫医科大学の受験はここに注意!
兵庫医科大学の1次試験の会場は、2016年度より新たに名古屋での試験会場が追加され、東京・名古屋・大阪・福岡の4ヶ所となります。これ以外の地域にお住いの受験生は前日から移動や宿泊が発生します。
試験日の1/20(水)は、岩手医科大学と1次試験日が重なります。名古屋会場が増設されたので、志願者が増加すると思います。
英語と数学のチェックポイント!
[英語]
2015年度に出題された英語の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:難
[前年との難易度の変化]:難化
[時間に対する分量]:多い
[設問別の分析]
英文の総語数はほぼ同じでしたが、2014年度より長文問題が1題増えました。すべての読解問題に英文和訳の設問があり、その他の設問も難易度が高い上に、大問5の英作文は120字以上の日本語すべてを、英訳しなくてはなりませんでした。これらを考慮すると、2015年度の問題の難易度は高くなりました。文法に関しては標準的な学習で十分対応できますが、読解・和文英訳は国公立大2次試験レベルであるため、過去問だけではなく、国公立大2次対策問題集などを利用して記述式解答の練習を積む必要があります。
兵庫医科大学の英語は、出題内容や難度が年度ごとに異なります。過去問も最低過去5年分くらい解いてみましょう。読解問題の英文素材は、「医療系」「科学系」から出題されています。2014年度は『加齢とは何か』『発光物質に関する実験』がテーマでした。
[数学]
2015年度に出題された数学の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:やや難
[前年との難易度の変化]:変化なし
[時間に対する分量]:適量
[設問別の分析]
大問1は小問集合で幅広い分野から出題されています。基本~標準問題が中心ですが、大問以上に難しい問題が出題されることもあり、時間配分に注意が必要です。大問2、3は誘導形式の大問で、年度によって難易度に差があります。2015年度は、数Ⅲからの出題は少なかったですが、例年、微積分と確率が頻出で、特に確率の問題には特徴があります。典型問題の解法を習得した上で、過去問を解いて問題に慣れておくとよいでしょう。
数学の解答は答のみではなく、解答を得るまで途中の計算や推論の過程も示さなけれなりません。過去問を解答したら、先生などの第3者に添削してもらいましょう。
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別の機会に面接試験と小論文試験を解説予定です。