東海大学医学部の編入試験が、2016年実施分から変更となります。2016年4月10日に東海大学で「医学部編入相談会」が開催され、メディカルラボスタッフが参加をしました。その時に公表された概要の一部をお伝えします。
編入試験の変更点のおさらい!
これまでの編入試験は、9月に1次試験、10月に2次試験が実施されていました。また、編入時期も、2年次の4月でした。
2016年度編入試験は、以下のように変更となりました。編入時期の変更にともない試験日が変更されています。
編入時期:2016年1年次10月
1次試験日:2016年5月29日(日)
2次試験日:2016年6月11日(土)・12日(日)※いずれか1日。
2016年度の出願期間:2016年4月18日(月)~5月20日(金)[消印有効]
入学定員:4/14時点では未公表。2015年度は20人。
試験科目
1次試験:①所定の書類による書類審査②学科試験「英語」③適性試験
2次試験:個人面接
2015年度編入試験の結果( )内は、2014年度
志願者数:468人(556人)
1次合格者数:79人(79人)
2次合格者数:22人(22人)
志願者数に対する、1次試験合格倍率は6~7倍程度、2次試験合格倍率(実質倍率)は21~25倍程度です。東海大学の一般入試での実質倍率が33倍程度であることを考えると、編入試験の倍率の方が低くなります。
東海大学「医学部編入相談会」のレポート
■1次試験の合格者数
1次試験は、「英語」と「適性試験」をそれぞれ偏差値化して、最終合格者の3~4倍の1次試験合格者を出す。
■学科試験・適性検査の対策
「適性検査」は、SPIや公務員試験(数的処理、判断推理、国語、時事問題など)に類似した問題が出題されるため、これらの対策をしっかりする。数的処理は、中学受験の算数レベル。
「英語」は、長文読解力・速読力が必要。留学制度が整っているので、英語の力は重視される。
■「個人面接」試験
志望動機をしっかりと伝えられるか。また、医学部の勉強を最後までやりとげる意志があるかがポイント。
■入学者の年齢など
30歳までが一番多い。30~40歳もそこそそ在学している。
■編入で入学する人達
いろいろな経験を積んだ人に入学して欲しいので、出身大学や学部・学科などには拘らないが、結果として、慶應、早稲田、東大など難関大学出身の人が受験して、合格する比率が高い。しかしながら、一般的な難易度の大学や美術系大学の出身者もいる。
■入学後の留学
留学制度は、2年次から6年次終わりまで様々な種類があり、編入で入学した生徒には、ぜひ留学を経験して欲しいとのこと。
東海大学は、全国の医学部の中でも編入に力を入れており、入学定員も昨年度は20名と多く、一般入試では入学してこないような、いろいろな経験をした人を編入学で迎え入れたいようです。
また、東海大学の編入学試験では、英語の力や面接試験でのアピール力がある人は、有利ではないかと思います。
この他、このブログではお伝えできない内容もありますので、これ以上の情報が必要な方は、最寄りの校舎へ直接、お問合せください。
また、メディカルラボでは東海大学医学部の編入だけでなく、全国の医学部編入学をめざしている受験生の入校も受け付けています。