2016年度の信州大学医学部に関する入試変更点について入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
信州大学医学部の入試変更点はここを注意!
2016年度は、試験科目や入学定員、第一段階選抜倍率が変更となります。これらは、志願者の流れに影響を与えることになるでしょう。
信州大学
①後期日程(定員15名)廃止に伴い、前期日程の定員が15名増えて合計100名に変更。
②第1段階選抜基準の予告倍率を7倍から5倍に変更。
③2次試験の理科が1科目(化学必須)から2科目(物理・化学・生物→2)に変更。
ここがポイント!
※2016年度は信州大学、熊本大学で後期日程を廃止します。全国に国公立大学は50大学ほどありますが、後期日程は24大学で実施されています。唯一、山梨大学のように後期日程でのみ試験を行う大学もあります。信州大学は後期廃止にともない、後期定員の15名が、2016年度より前期定員に加えられ、100名となります。受験生の心理としては、出願しやすくなったと感じるために志願者増につながります。
※定員とは反対に、第1段階選抜基準を7倍から5倍になり、センター試験で思うような得点を取れなかった受験生の場合には、受験校の変更を迫られることもありそうです。ちなみに2015年度前期は、定員の7倍で第1段階選抜を実施、167名が不合格となり2次試験を受験することができませんでした。
※2次試験は、理科が2科目となり負担増となります。実は2015年度に初めて、化学が必須科目として試験科目に加えられたばかりで、この影響もあり志願者は86名ほど減りました。この点からいうと志願者減の可能性が高いです。
※大きな入試変更が3つもある信州大学。成績上位層の医学部志願者は理科2科目で試験勉強をしているので影響はないと考えられます。同様に第1段階選抜基準に関しても影響を受けません。定員が増えることで成績上位層に受験者にとっては有利に働くこととなりそうです。