2016年度の藤田保健衛生大学の入試で変更があります。志願者の動向に影響を与えそうです。藤田保健衛生大学を志望校にしている受験生は要注意です。
藤田保健衛生大学の変更点はここを注意!
試験日や試験科目、入学定員、入試難易度などの変更は、志願者の流れに影響を与えます。
藤田保健衛生大学
①一般・前期
定員が10名増えて合計70名。
試験会場から「広島会場」がなくなりました。
②一般・後期定員が10名減って合計15名になりました。
配点変更。
英語:100点・80分→200点・80分
数学:100点・80分→200点・80分
理科:物理・化学・生物から1科目→物理・化学・生物から2科目
理科の配点・試験時間:100点・60分→200点・120分
③地域枠
後期・あいち県未来枠(愛知県地域枠・5名)が廃止され、前期・愛知県地域枠(5名)が新設。
■学費
1学年次の学費が、180万円減額されて720万円となり、6年間学費が3,692万円となった。(2年次以降は昨年と同じ)
■1次試験の実施日の移動
2015年度の藤田保健衛生大学は、1/25(日)に1次試験を実施しましたが、埼玉医科大学・近畿大学・川崎医科大学の4大学が重複して、大きく志願者を減らしていました。2016年度の1次試験は、1/23(土)に移動して単独日程となったため、志願者の増加が見込まれます。
■数学の問題傾向が変わる。
藤田保健衛生大学のホームページに問題サンプルが掲載されています。これまでとの大きな違いは、解答形式が空欄補充から記述式に変わったことです。
ここがポイント!
※前期定員が10名増えたことと学費が減額されたこと、そして1次試験日が単独実施となったことで、志願者の増加が予想されます。
※2015年度より一般・前期試験は、英語と数学の配点が100点から200点となりました。以前は浪人生の合格割合が高かったのですが、入試担当者のお話によると、配点変更が影響したのか、2015年度は現役合格者の比率がだいぶ上昇したとのことでした。
※数学の入試問題は、2014年度から作成者が変更になったようです。そして、2015年度の数学は以前よりも格段に易しくなっています。詳しくは10/1発行の『2016年度用 全国医学部最新入試情報』をご参照ください。
2016年度については、上記で記載したように、さらに傾向が変わるかもしれません。藤田保健衛生大学ホームページの問題サンプルは、問題文を読んだ時点で、どの単元から出題されていて、頭に解法が浮かびやすい問題となっています。もし本当に、この内容・レベルが維持されるとすれば、対策自体が変わるかもしれません。
ケアレスミスをしないことや、数学的にきちんとした記述解答ができるかが求められると思います。
※愛知県地域枠は、一般・前期試験と併願可能です。(同じ試験日・同じ試験)愛知県地域枠で不合格の場合には、一般・前期での選抜対象となります。