2016年度私立大医学部の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
今回は、帝京大学の入試変更点です。
帝京大学の入試変更点はここを注意!
帝京大学の入試科目は、全医学部入試の中では、非常にユニークな方式となっています。
ところで、2016年度の帝京大学の変更点は、志願者動向に影響がでるかもしれません。
帝京大学
一般・センター利用ともに、「英語」が必須となりました。これまで「英語」が苦手な受験生は、数学・生物・国語など、英語を選択せずに受験可能でしたが、2016年度からはこのような受験ができなくなりました。
しかし、多くの受験生は英語を選択しているので、それほど大きく志願者動向が変わることはないでしょう。
■一般
英語(必須)
数学[ⅠⅡAB]・化学[化基・化]・生物[生基・生]・物理[物基・物]・国語[古漢含む]→2科目選択
面接(必須)
■センター利用
1次試験
英語(必須)
数学(Ⅰ・Ⅱ・ⅠA・ⅡB→1)・化学・生物・物理・国語→2科目選択
2次試験
英語(長文読解)
面接
ここがポイント!
※気になる点として、これまで学科試験に関しては、各科目の配点を発表していましたが、2016年度に関しては「非公表」(9月末時点)となっています。「英語」が必須になったために、埼玉医科大学や順天堂大学、東邦大学、近畿大学のように、「英語」の配点を他科目より高くする可能性もあります。もし、「英語」の配点が高くなれば、「英語」が得意な人にとっては、昨年までの東海大学のように、「英語」が有利に働く可能性がでてきます。
※「英語」の試験は、「国語」のかわりに日本語を含めた語学力を見ることができます。また、「理科」と比較すると、「英語」は現役生と高卒生の学力差が小さい場合が多いようです。
※帝京大学の「英語」に関しては、もし大学側から配点が公表されたら、このBlogでお伝えします。