2017年度私立大医学部の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
近畿大学(一般・推薦)の入試変更点はここに注意!
一般入試と推薦入試の変更点についてお伝えします。。
■一般入試
◆[試験時間・配点(前期)]
2016年度:
英語(200点・90分)、数学(100点・60分)、理科(2)(300点・120分)
合計:600点
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2017年度:
英語(100点・60分)、数学(100点・60分)、理科(2)(200点・120分)
合計:400点
◆[後期試験]:2次試験を実施
2016年度:
1次試験:英語(100点・60分)、数学ⅠⅡAB(100点・60分)、理科[2](200点・120分)、小論文
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2017年度:
1次試験:英語(100点・60分)、数学ⅠⅡAB(100点・60分)、理科[2](200点・120分)
2次試験:小論文(40分)、個人面接(1人10分程度)
■公募制推薦
◆[1次試験の試験時間・配点]
2016年度:
1次試験:英語(150点・90分)、数学ⅠⅡAB(100点・60分)、理科[1](100点・60分)
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2017年度:
1次試験:英語(100点・60分)、数学ⅠⅡAB(100点・60分)、理科[1](100点・60分)
ここがポイント!
■一般も推薦入試も、英語の試験時間が60分に、配点が100点に変更されます。近畿大学の英語はこれまで難易度の高い問題が出題されていました。試験時間が30分も短くなることで、分量が減ることが予想されます。
■一般も推薦入試も、これまでは英語が得意な生徒にとって、近畿大学は有利な大学だったと思います。また、一般入試の前期は、理科の配点も下がることから、少しだけ従来とは違った戦略が必要となるでしょう。
■一般入試の後期試験で、面接試験が追加されることに伴い、これまで1回の試験で合否が出ていましたが、2017年度から2次試験が実施されることになりました。
後期試験の問題だけは、これまでは、他学部と共通で比較的易しい問題で、医学部受験生の間では差がつかなかったために、2017年度からは、医学部独自の問題に変更になるようです。
■近畿大学では、一般入試・後期試験とセンター利用・後期においては、面接試験が実施されていませんでしたが、2017年度からは全ての入試日程で面接試験が行われことになりました。