2017年度国公立大医学部の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
福島県立医科大学医学部の入試変更点はここに注意!
◆定員変更
[前期]
一般枠:47名→42名
地域枠:20名→25名
[推薦]
A枠:21名→25名
B枠(県内推薦):12名→8名
◆第1段階選抜基準
[後期]約9倍→約10倍
ここがポイント!
福島県立医科大学は、前期試験の地域枠が5名増員されました。県外からも受験することが可能で、「福島県緊急医師確保修学資金」の貸与を受けることと、卒業後は県内の公的医療機関等に勤務することが出願の条件となっています。
福島県立医科大学の修学資金は、月額15万円(H28年度実績)が貸与され、貸与された1.5倍の期間を指定された病院や機関で勤務することで、返還免除となります。
後期試験は、第一段階選抜基準が約9倍から約10倍に変更となります。2016年度の志願者数は512名で、第一段階選抜合格者は218名でした。第一段階選抜合格者が発表されるのは、前期試験後(2016年度は2/27)ですから、前期試験で合格する受験生も含まれています。実際には前期試験合格者が抜けるため、後期試験を受験したのは75名でした。第一段階選抜基準が少しだけ緩和されることで、不合格者が減りますが、志願者の大きな変化はないでしょう。