2016年度の愛媛大学医学部の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
愛媛大学医学部の入試変更点はここを注意!
試験科目や入学定員、入試難易度、第一段階選抜倍率などの変更は、志願者の流れに影響を与えます。
愛媛大学
前期日程2次試験の第一段階選抜基準の倍率を8倍から6倍に変更。
ここがポイント!
※2015年度の前期試験は、第1段階選抜基準を8倍で予告。大学によっては基準を設けていても実施しない大学や、基準倍率を緩和して実施する大学もあります。愛媛大学は、予告通りの8倍で実施して、76名の不合格者が出ています。
志願者398名ー(定員40名×8倍)=78名≒76名
※2016年度からは6倍になりますが、2015年度と同じ志願者を集めると想定すると、約160名の出願者が前期試験を受験する前に不合格となります。
※四国の4大学の中で前期試験の第1段階選抜基準は、徳島大学約5倍、香川大学約5倍、高知大学4倍で、愛媛大学だけは8倍と基準が緩やかであったため、センター試験で思うように得点できなかった生徒が、比較的出願しやすい大学となっていました。また、センター試験と2次試験の配点比率を見ると、四国の中では圧倒的に2次試験の配点比率が高いことで、2次試験での逆転合格の可能性が考えられる大学でした。
※2015年度の愛媛大学志願者は対前年比144%と多くの志願者を集めました。前年度志願者の反動現象(隔年現象)と今回の変更で、志願者数が減少するかもしれません。