久留米大学医学部の推薦入試が11/21(土)に実施されます。
久留米大学医学部の推薦入試
久留米大学の推薦入試の定員は、一般公募制が約10名、地域枠が約15名となっています。併願可能ですが、合格はどちらか一方のみとなります。
一般公募も地域枠も、評定平均は3.8以上の現役・1浪が対象となります。
地域枠推薦の条件は、本学を卒業後、福岡県および周辺地域の臨床研修病院において臨床研修(2年)を行い、臨床研修終了後、本学が指定する医療機関において4年間地域医療の発展に貢献する強い意志のある者で、高等学校長が推薦した専願者となっています。(久留米大学の一般公募推薦とは併願可能)
選考方法は、書類審査、基礎学力テスト、小論文、面接です。
2015年度の一般公募推薦の結果は、志願者88名で総合格者7名、地域枠推薦の結果は、志願者96名で総合格者15名でした。
2015年度にメディカルラボの生徒で、久留米大学医学部の推薦入試を受験した人達の「受験レポート」の一部をまとめてみました。
基礎学力テストの内容は?
推薦入試は一般公募と地域枠は同じ問題です。過去問を公表しおり、毎年ほぼ同じ形式で出題されています。推薦入試の過去問だけでなく、一般入試の過去問を解くことで対策ができます。
ここでは、生徒が受験した感想をお伝えします。
英語:「英単語が難しい」「時間が足りない」の2点を、受験した多くの生徒が言っていました。また、あらかじめ問題を解答する順番や時間配分を考えていた方が良いと言う人もいましたが、まさにその通りだと思います。
設問別では、大問6の「文整序」に手間取っていた生徒が多かったようです。
数学:数ⅠAⅡB(数列・ベクトル)から出題。英語同様に、「時間が足りない」「解ける問題から先に解答する」の2点を言う生徒が多かったです。基礎レベルを超えた問題が多く、「青チャート式数学」(数研出版)の例題レベルはマスターしておいた方が良いようです。
小論文
2015年度は「理想の医学教育とは」というテーマが与えられ、これについて自分の考えを800字にまとめるものでした。試験時間は60分なので落ちついて考えれば、時間的には十分だと思います。
過去に出題されたテーマ
2014年度:「理想的なチーム医療のあり方」
2013年度:「医師たるもののあるべき姿」
2012年度:「医師に求められる資質」
面接試験でも同じような内容を質問されるので、テーマとしては、それほど難解なものはありません。
面接試験
面接試験は、個人面接で行われます。面接官は3人、面接時間は約10分です。
主な質問内容:
●久留米大学受験の理由
●医師に向いているかの理由
●女性として結婚後、出産後のこと
●長所・短所
●人づきあいで大切にしていること
●座右の銘
など
「待機しているとき、どの面接会場からも笑い声が聞こえてきた。とてもやさしい面接試験だった」という生徒の感想から、和やかな状況で面接試験が行われたようです。質問される内容も、答えづらいものもありません。