福岡大学医学部の推薦入試が11/29(日)に実施されます。
福岡大学医学部推薦入試
福岡大学の推薦入試の定員は、30名となっています。この内、10名は地域枠での募集となります。
評定平均値が3.7以上が必要です。
一般推薦(A方式)は、現役・1浪が対象となります。
地域枠推薦は、九州・沖縄・山口県内の高校出身、または本人か保護者が該当地域に居住で、在学中・卒業後に地域医療に関する実習・研修・医療従事プログラムに参加できる現役・1浪・2浪が対象となります。
および、2016年度受験の場合には、2011年3月以降に高校を卒業し、大学・短大・専修学校の専門課程に在学中または2014年3月以降に卒業した人も対象です。
選考方法は、テスト(英語・数学)、集団面接・調査書で行われます。
2015年度の一般推薦入試(A方式)の結果は、志願者202名で総合格者17名、地域枠推薦の結果は、志願者79名で総合格者10名でした。実質合格倍率は、それぞれ11.5倍、7.9倍で、推薦入試としての倍率は高いです。
集団面接試験の内容は?
2015年度にメディカルラボの生徒で、福岡大学医学部の推薦入試を受験した人達の「受験レポート」の一部をまとめてみました。
試験時間:約40~45分
面接官:3人
受験者:6人
討論:各自簡単な自己紹介後に討論を行う。
テーマ:
●現代医療についての問題点
●雇用機会均等について
●医学部生に部活は必要か
●最先端医療
●原発
●韓国旅客船の沈没事故
●福岡大学のパンフレットに「医学部生は非喫煙!」と記載したことについて
●スケートの羽生選手がリハーサル中に負傷した後に、大会本番に出場したこと
地域枠推薦では、最初に「医療従事者ではなく、第3者からみた地域医療とは何か」について、各自が意見を述べて、その後「医師不足と地域医療」のテーマで討論が行われています。
推薦入試(A方式)、地域枠入試ともに、最初に各自が1分くらいで自己紹介をします。これは事前によく考えておいて、暗記をしておきましょう。
集団討論のテーマは、馴染みのあることがテーマになります。これまでもその時々で話題となったこと、例えば「iPS細胞」「消費税アップ」「いじめ」「出生前診断」などでした。地域枠は「地域医療」がテーマとなる可能性が高いことも考えておきましょう。また、討論されるテーマは、2つ以上である場合が多いようです。
集団討論は、他の受験生とのコミュニケーション力を見るという一面もあり、相手を論破することではありません。面接試験会場に入室する前に、討論を行うメンバーと仲良くなっておいて、司会担当など役割分担を決めてから本番に臨むグループもあったようです。このようなことができれば、いくらかは緊張を和らげてくれると思います。