藤田保健衛生大学の推薦入試は、学科試験が11/13(日)に、面接試験が11/20(日)に実施されます。
2017年度藤田保健衛生大学推薦入試の面接試験
■藤田保健衛生大学の公募制推薦入試の定員は、10名以内となりました。昨年の定員は20名で、ここには大学課程履修者も若干名含まれていました。
■昨年までは、1日で試験が終了していましたが、2017年度からは2回に分けて実施されます。
学科試験(学習能力適性検査)は11/13(日)に実施され、合格者は、11/20(日)に実施される面接試験を受験します。
■出願条件の1つである評定平均値は、昨年までは評定基準を設けていませんでしたが、2017年度より「調査書の全体の評定平均値4.0以上かつ外国語・数学・理科の3教科も全て4.0以上の者」の条件ができました。
■現役のみ出願できます。(昨年までは1浪まで出願可能でした)
■選考方法
学習能力適性試験:英語(90分)・数学(90分)・小論文(50分)
面接試験:個人面接・グループ面接
※2016年度までの面接試験は、個人面接のみでした。
■2016年度の推薦入試(公募制)の結果は、定員約20名に対して志願者277名、正規合格者20名でした。倍率は13.9倍でした。
入試変更点が多い藤田保健衛生大学の推薦入試!
変更点をまとめてみます。
■募集人員が10名以内に変更となった
■現役のみ出願可能になった
■評定平均値の基準が設定された。(4.0以上)
■試験日が、学習能力適性試験と面接試験の2日間に分かれた
■学科試験の解答時間が変更された。( )は2016年度。
英語:90分(60分)、数学:90分(80分)、小論文:50分(45分)
■面接試験にグループ面接が追加された
学習能力適性試験は何が出題されるのか?
推薦入試の過去問を公表している大学は、一部の大学に限られます。藤田保健衛生大学は、過去問を公表しているため、非常に対策が立てやすい大学です。
2016年度よりも試験時間が長くなっています。特に英語は30分も長くなりました。2017年度は、分量が増えたり、問題が難しくなる可能性もあります。
参考までに2016年度にメディカルラボの生徒で藤田保険衛生大学の推薦入試を受験した人達が話してくれたポイントを簡単にお伝えします。
英語は、一般試験の過去問も解いた上で、推薦入試に臨んだ人が多かったようです。問題分量に対する試験時間は、少し足りなかったと答えてくれた人もいました。時間を計り問題を解く演習を行った方が良いと思います。
2016年度の数学は、出題傾向が大きく変わりました。大問1が小問集合1で、大問2と大問3は記述問題でした。大問はそれなりに難しい問題で、記述式解答のために途中の計算式なども分かり易く丁寧に書かなければなりません。
数学Ⅲまで出題されていることや記述式解答を考えると、私立大学の専願者は少し早くから対策を行う必要があります。
特徴的な面接試験
推薦入試は、人物重視となるために個人面接が非常に重要となります。面接試験がどのように行われたのか、また、どのような質問がされたのかをお伝えします。以下は全て、メディカルラボで藤田保健衛生大学の推薦入試を受験した生徒が協力してくれた「推薦入試・受験レポート」から抜粋しています。
試験時間:約10~15分
面接官の人数:4人
特徴的な質問内容:
●自己アピール(2~3分)
●部活をしなかった理由
●子供へのがんの告知
●電車でのスマホの利用
●なぜ国公立大学を志望しないか
●薬剤師ではダメか
●高齢で末期ガンの患者が痛くて苦しんでいて、安楽死したいと言っていますが、どうしますか
など
志望動機書、願書に書いた内容から質問をされます。中にはかなり突っ込んだ質問をされることがあるので、自分が記載した内容にはどのように答えるかを考えておきましょう。
圧迫面接ではなく、全体的に穏やかな雰囲気で面接試験が行われているようです。
小論文試験の対策
「事故がなくならない理由 安全対策の落とし穴」(PHP新書、芳賀繁著)の抜粋文を読んで、3つの設問に答えます。最後の設問のみが100~250字で自分の考えることを書く問題です。
試験時間が45分でしたが、時間的には余裕があったのではないかと思います。
小論文試験の対策
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