岩手医科大学の推薦入試が11/14(土)に実施されます。
岩手医科大学推薦入試の面接試験・適性検査
岩手医科大学の推薦入試は、一般公募枠は定員20名、地域特別枠は15名で実施されます。2015年度の結果を見ると、志願者をそれぞれ93名と47名で、実質合格倍率は4.7倍と3.1倍です。一般入試の倍率が19.1倍なので、推薦入試の倍率はかなり低いことがわかります。
地域特別枠は、現役・1浪で岩手県内の高校を卒業した人などの制限があります。
調査書全体の評定平均値が4.3以上でなければ出願できません。
面接試験は何を注意すれば良いのか?
面接試験は個人面接で実施されます。2015年度に関してメディカルラボで受験した生徒達の話をまとめると、次の通りです。
面接官は2名で、同時間帯に別の小部屋で複数の面接試験が同時並行で実施されています。試験時間は約15分です。
面接試験の前に十数名が呼ばれて、アンケートを記入するようです。内容は「負けず嫌いか?」や「くよくよする性格か?」などで、○△×で回答をします。個人面接は、このアンケートや調査書の内容を中心に進められます。
受験した複数の生徒からは、面接官との距離が近く、声が響くとのことでした。
主な質問内容:
●自己PR
●医師の志望理由
●岩手医科大学を受験した理由
●地域医療について
●理想の医師像・目標の医師
●高校時代のこと(部活や修学旅行、文化祭など)
●家族について
●併願校について
●最近の気になるニュース
など
ご覧いただけたらわかるように、面接試験で聞かれる一般的なことが多く質問されています。生徒の中には「世間話に近かった」と感想を述べる人もいて、圧迫面接の可能性は低いようなので、リラックスして自分の良さを素直に面接官に伝えることが大切なようです。
医療に関することは、ほとんど聞かれることはなかったようです。
注意すべき点としては、東北地方以外から受験している場合には、「なぜ岩手医科大学を受験したか?」「地域医療について」また「卒業後はどのようにするか?」などを質問されることがあるかもしれません。どのように答えるかは、事前に考えておいた方が良いかと思います。
適性検査は?
気になる適性検査は、有名な『内田クレペリンテスト』を実施。1ケタの数字をひたすら繰り返すテストで、このテスト結果からは「能力面の特徴」や「性格・行動面の特徴」を見ることで、医師としての適性などを判定しているのでしょう。適性検査の対策は、特に必要はないと思いますが、ご存知でない人は、どんなテストであるのかは調べておいた方が良いかもしれません。