昔から「夏を制するものは、受験を制す」と言われています。受験生にとって夏休みは、1年のうちで自由に使える時間を一番確保できる期間だと思います。
これから数回にわたり、夏休みの勉強のやり方や、注意すべきことをお伝えします。
高1生・高2生の夏休み、何に注意して勉強をする?
これまで多くの高1・2生を見てきた経験から、現役合格を成し遂げた人達が、何に注意をして夏休みに勉強をしたのか?
①苦手科目・苦手分野の克服
②予想以上に大切な国語の学習
当たり前と言えば、当たり前のことです。昔も今も現役で難関大学へ合格した人達の多くは、同じ行動をしています。
今回(その1)では、「①苦手科目・苦手分野の克服」について、少し解説を加えてご説明します。
苦手科目・苦手分野の克服
「苦手科目・苦手分野の克服」については、それが受験科目として必要ならば当然であることは言うまでもありません。英語、数学、理科(2科目)は、志望大学が国公立大、私立大を問わずに試験科目となるため、早急の対策が必要です。
医学部の入学試験は、科目負担が多く、広範囲からレベルの高い問題が出題され、かつ合格するためには他の受験生より高得点を取らなければなりません。つまり、苦手科目や苦手分野を克服できないままに受験に臨むと、現役合格の可能性が低くなるということです。
国公立大は2次試験に加えて、センター試験で国語と地歴公民が課せられます。また、国公立大、私立大ともに、医学部単独の出題がされる大学の場合には、入試問題のレベルが高い場合が多くみられます。このことは、高1・2生からレベルの高い問題を解けるようになることを意味することではありません。教科書の内容を理解して、基礎学力をしっかりと身につけることが何よりも求められます。
そして受験生となる高3生から志望大学に的を絞ったスタートが切れるようにしなければなりません。
理想としては高3生からは、応用レベルの問題で演習を積み、夏休みあたりから志望大学の過去問演習ができれば、医学部の現役合格が見えてきます。
毎年、週刊誌などで高校別医学部の合格者数が特集されますが、上位の高校はほとんどが中高一貫校で占められます。これらの高校は、高2生の終了時や高3生の早い時期に受験で必要となる範囲の授業を終えています。高3生のある時期からは、入試本番までじっくりと時間をかけて受験校対策を行うことができるわけです。
そのためにも、1年のうちで自らの勉強時間が一番確保できる夏休みには、これまでに苦手となった教科や科目に時間を費やすことが何よりも大切です。
次回(その2)では、「予想以上に大切な国語の学習」についてお伝えします。
メディカルラボの夏期講習
「苦手科目・苦手分野の克服」には、メディカルラボでの完全個別授業がお薦めです。個別授業で、苦手な科目や分野に絞って授業を受講できます。高校の夏補習や部活動の状況を配慮して、授業スケジュールを作成します。
メディカルラボのホームページをご覧ください。