愛知医科大学の推薦入試(公募制)が、11/19(土)に実施されます。
2017年度愛知医科大学の推薦入試
■愛知医科大学の公募制推薦入試の定員は、約25名となっています。
■公募制と同日・同じ選抜方法で実施される愛知県地域特別枠入試(地域枠A方式)も、「推薦」という名称は使われていませんが推薦入試です。定員は約5名です。
■出願条件の1つである評定平均値は、『「全体の評定平均値」が3.7以上で,かつ,数学,理科及び外国語の教科についても,それぞれの評定平均値が3.7以上の者』となっています。
■現役および1浪まで出願できます。(昨年までは現役のみでした)
■選考方法は、書類審査、基礎学力試験(英語・数学[ⅠAⅡBⅢ])、小論文、個人面接です。
■2016年度の推薦入試(公募制)の結果は、定員約25名に対して志願者83名、総合格者25名でした。倍率は3.3倍となります。
基礎学力試験は何が出題されるのか?
推薦入試の過去問を公表している大学は、一部の大学に限られます。愛知医科大学は、過去問を公表しているため、非常に対策が立てやすい大学です。
2016年度にメディカルラボの生徒で愛知医科大学推薦入試を受験した人達の「受験レポート」の一部を簡単にお伝えします。
英語は100点満点・60分で実施されます。大問4題で構成されます。「基礎学力」以上の学力を要求される問題も多く、生徒の中には推薦の過去問だけではなく、一般試験の過去問で演習を積んだ人もいました。試験時間に対する問題量もちょうど良いようです。
数学は、試験時間60分で大問4題。2016年度は計算問題中心で難解な問題は出題されていませんでした。年度により難易に差があるため、過去数年分の過去問で対策をしておきましょう。
2016年度は、少しの計算ミスが合否を分けたかもしれません。また、記述式なので最後の解答が出るまでの過程も採点対象になると思います。
特徴的な愛知医科大学の面接試験
面接試験は個人面接で実施されます。試験時間は、約20~30分、面接官は3人で5段階評価となります。
2016年度に関してメディカルラボの生徒で受験した生徒達の話をまとめると、次の通りです。
特徴的な質問内容:
●大村智先生の写真を見せられて「この人は誰か?」
●森の中にピアノがあり、木がそのピアノを突き破っている写真を見せられて、「撮影者の意図は?」
●医師は患者を救えない場合もあるが、その時はどのように乗り切るか
●選挙権の年齢引き下げについて
●合格しなかったら、今後はどこの大学を受験するか
●あなたが医師で忙しい時、どのように外来の患者の診察を行うか
●「目に見えないものが大切だ」とよく言われるが、どう思うか
●最近あったラッキーなことアンラッキーなこと
など。
「1枚の写真や絵を見て、感じたこと」は、愛知医科大学でしばしばし出題される出題です。2015年度には『岩の上に生えた、巨大なねじれた木』の絵をみて、感じたことと、その木の気持ちを答えるものでした。とっさに見せられた写真や絵について、受験生の反応を見るものです。あまり考え過ぎて返答に時間がかかったりしてはなりません。また、無理矢理、医療系のことに関連付けて返答をしなくても良いと思います。
愛知医科大学の推薦入試での面接試験は、大学のホームページにも「十分な時間をかけた面接を行い~」と記載されています。
受験した生徒の話でも、予想していない質問が突発的にされるようです。圧迫面接を受けたという感想はありませんでした。
試験時間が少し長いので、その場しのぎの返答だと、面接官に知ったかぶりがばれてしまいます。生徒の声を聞くと「素直なこと・謙虚であること・笑顔を忘れないこと」の大切さを語る人が多かったようです。
小論文試験の対策は?
試験時間60分で、大問2題が出題されます。
大問1は、「だから医学は面白い」(日野原重明著作)の抜粋文を読んで、2つの設問に自分の考えを20字、150字で述べるものでした。
大問2は、「理科系の作文技術」(木下是雄著)の抜粋文を読んで、2つの設問にそれぞれ50字、150字で答えるものでした。
課題文の分量も長くなく、比較的読みやすい内容だったと思います。よって、時間が足りないと答えた生徒は少なかったですが、メディカルラボの生徒は、事前に十分な小論文対策を行っていたからだと思います。
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