志望大学は決まりましたか?決まった人は、志望大学に合わせた対策にまっしぐらに突き進む人も多いのではないかと思います。しかし、その前に…
最初に熟読しなければならないアドミッションポリシー
ここ最近「アドミッションポリシー」という言葉をしばしば耳にするようになりました。保護者世代は聴き慣れない言葉かもしれません。日本語訳をすると「入学者受入れの方針」ということになります。大学ごとに「こんな人に入学して欲しい」など、求める学生像が記載されています。
文科省もこの「アドミッションポリシー」については、各大学へ作成や改善に関する詳しい指示を出しています。大学入学後に「こんなはずではなかったのに~」をなくすためや「高大接続」を円滑に進めるために、各大学には充実した「アドミッションポリシー」が求められています。
そこには、3つの盛り込むべきポイントが指示されています。
①各大学の強み、特色や社会的な役割を踏まえつつ、大学教育を通じてどのような力を発展・向上させるのか。
② 入学者に求める能力は何か。
③入学者選抜において、高等学校までに培ってきたどのような力を、どのように評価するのか。
これらは各大学ごとに、また、学科ごとに作成されます。当然、生徒達はこの「アドミッションポリシー」を信じて受験をするわけなので、大学側はいい加減なことは書けません。
「アドミッションポリシー」以外にも、2つのポリシーが記載されています。
「教育課程編成・実施の方針」 (カリキュラム・ポリシー)」
「卒業認定・学位授与の方針」 (ディプロマ・ポリシー)
これらを『3つのポリシー』と呼んでいます。
次回は、「アドミッションポリシー」について、具体的に2つの大学を例に挙げてご説明いたします。