2020年度から大学入試が大きく変わります。2017年4月現在で中学3年生の生徒は、新しい入試制度のもとで試験が実施されます。
現在の高1生は、浪人できない?などの気になる点も含めて、現時点でお伝えできることをわかりやすく解説します。
現行の入試は大きく変わる?
今回の改革は、1979年の共通一次(センター試験ではありません)が導入された時以来の大きな改革となります。2017年5月現在、文科省から公表されている主な変更内容は次の通りです。
①センター試験が無くなり、新テスト(大学入学共通テスト(仮称))が開始される。
②国語と数学の試験には、客観式に加えて記述問題が出題。
③英語は、英検・TOEICなど民間資格での代用も検討中。
①については、これまで通りに1月の2日間で実施されます。長期を見通した受験勉強のスケジュールを考える際には、入試前日に焦点を合わせて計画することになります。
②これまでのマーク式の解答に加えて、記述問題の対策も必要となります。国語はこれまでよりも20分ほど試験時間が長くなります。記述問題は1題のみ出題され、文字数80~120程度を予定。
この問題で、思考力や表現力を試されるのではないでしょうか。将来は理科や地歴公民でも記述問題を実施する予定のようです。
③これまでのセンター試験英語は「読む・聴く」を中心に問われていましたが、民間資格で代用することにより、「書く・話す」領域も評価の対象になるようです。
ただし、開始から4年間は、民間資格試験と同時に現在のセンター試験英語に準ずる試験も実施します。
現在の高1生は浪人できない?
高校1年生は、高校の担任の先生から「君たちは浪人できないよ!」と言われている人達もいるようです。文科省からは浪人生に対する措置には、何も言及されていませんが、浪人生が明らかに不利になるようなことはしないのではないかと思います。
また、現在、私立大医学部は約半数でセンター試験を利用して受験をすることができます。これについても、各私立大学がどのように対応するのかは公表されていません。 医学部受験は1年間の浪人は、ふつうだとまで言われていますが、できる限り現役で医学部に入学した方が良いと思います。なぜなら、入試がどのくらい大きく変わるのかが未定だからです。
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