医学部に合格するには、高い学力が必要です。それでは、国公立大をめざす場合には、センター試験でどのくらいの点数を取らなければならないのか?
センター試験は、医学部合格のための必要条件!
1、まずはセンター試験で得点率85%以上が必要
国公立大医学部入試は、1次試験のセンター試験と2次試験の合計点で、合否が決まります。
センター試験は、多くの大学が5教科7科目(900点満点)を課します。
センター試験と2次試験の配点比率は、旧帝大をはじめとする難関大ほど2次試験の比率が高くなります。例えば東京大は、110点:440点で2次試験の比率が圧倒的に高いです。逆に徳島大は900点:400点でセンター試験の比率が高くなります。
医学部の場合には、少し特殊かもしれませんが、年度による平均点や配点比率にかかわらずにセンター試験の得点率は、どの大学も概ね得点率85%以上(900点満点だと765点)でなければ合格は難しくなります。
そして、もっとも大切なのが2次試験となります。浪人生を例にとると、1年間は2次試験の対策を中心に勉強をします。つまり、2次試験が勝負だということです。
医学部受験において、センター試験は「必要条件」と考えてください。
2、センター試験で得点率85%とはどのくらいか?
それでは、センター試験で85%を得点することは難しいことのなのでしょうか?
理系5教科7科目900点満点の平均点予測(データネットより抜粋)は、次の通りです。
◆2017年度:562点(62%)
◆2016年度:564点(63%)
◆2015年度:570点(63%)
センター試験は、2017年度は英語ベースで約54万人が受験しています。「取りあえず今年は記念受験」の人も多くいます。そんな中で得点率ここ数年、62~63%ですが、これは高い得点率だと思います。つまりセンター試験は、主に基礎学力が身についているかをみるための試験だといえます。
医学部合格のためには得点率85%必要なので、平均点よりも約20%ほど多く得点しなければならないということです。
これについては、高校で学習する内容をしっかり身につけていれば可能だということです。もちろん苦手科目や苦手分野をできる限り無くすことが必要です。
私が長年、受験生を見ていて感じるのは、普通にきちんと勉強をしていればセンター試験で80%を得点することは可能です。しかし、ここから上の得点を取るには少し大変かもしれません。
これについては、また別の機会にお伝えしようと思います。
さあ、医学部をめざして頑張りましょう!