医学部に合格するには、高い学力が必要です。では、医学部の入試科目は、他学部と比較すると何か特徴があるのでしょうか?
医学部の入試科目は、他学部とは違う!
1、科目負担が大きく、高い学力を求められる
医学部入学後の勉強は非常に大変です。保護者の時代の医学部と比較すると、勉強する内容量も格段に増加したと言われています。また、医師国家試験にも合格しなければなりません。以前、メディカルラボを卒業して、医師になった方と話をすると、国家試験の方が受験勉強よりも数倍もたいへんだったと話してくれました。
医学部に合格してから、留年せずに医学部を卒業して、国家試験にもストレートで合格するためには、入学時にある程度の学力がある受験生に入学してもらわなければなりません。
一般的な医学部の入試科目(推薦等は除く):上表は国公立大、下表は私立大
センター試験 |
英語・数学[ⅠAⅡB]・理科[物・化・生→2科目]・国語[現・古・漢] 地歴公民[1科目] |
2次[前期] |
英語・数学[ⅠAⅡBⅢ]・理科[物・化・生→2科目]、面接 ※国語(山形大、東京大、名古屋大、京都大) |
1次試験 |
英語・数学[ⅠAⅡBⅢ]・理科[物・化・生→2科目] |
2次試験 | 面接・小論文 |
国公立大、私立大ともに、一部の大学では理科1科目のみ、または理科を課さない医学部もあります。
歯学部や薬学部では私立大の場合には、数学Ⅲを課さない大学や理科1科目で受験できる大学が多くあります。
しかし、多くの医学部は数学Ⅲまで課し、理科も2科目必要です。また、他学部ではほとんど課せられない面接試験があります。私立大はこれに小論文も追加されます。
医学部は科目負担が大きく、かつ志願者が多いために高得点を取らなければ合格できないことを考えると、早い時期から意識を高く持って、受験を意識した勉強をしなければなりません。
早い時期というのは、「高1生」からと言ってよいでしょう。
さあ、医学部をめざして頑張りましょう!