東京医科大学の推薦入試が12/5(土)に実施されます。
東京医科大学推薦入試
東京医科大学の推薦入試は、3つの区分に分かれて実施されます。
ただし、試験日と選考方法は同じです。選考方法は、書類審査・小論文・面接・適性検査・基礎学力検査です。
■一般公募制
定員:20名以内
出願条件:高校普通科で、評定平均4.0以上の現役生
2015年度の結果:志願者113名、総合格者20名
■茨城県地域枠特別
定員:8名以内
出願条件:茨城県内の高校を卒業、または保護者が茨城県内に居住し、評定平均4.0以上の現役・1浪
2015年度の結果:志願者17名、総合格者7名
■山梨県地域枠特別
定員:2名以内
出願条件:山梨県内の高校を卒業、または保護者が山梨県内に居住し、評定平均4.0以上の現役・1浪
2015年度の結果:志願者8名、総合格者2名
※地域枠を受験する場合には、それぞれの県で実施する修学資金に応募しなければならない。
選考試験で実施される、小論文・適性検査・基礎学力試験は、2015年については上記3区分すべて同じもので行われた。
2015年度に関してメディカルラボで東京医科大学推薦入試を受験した生徒達の「受験レポート」をまとめると、次の通りです。
小論文はどのような内容か?
小論文は、日本語と英語で書かれた文章が1題ずつ出題されました。併せて90分で解答します。毎年、日本語1題、英語1題の2題が出題されています。
2015年度は日本語でのテーマは、サルトル著の『嘔吐』の一部を読んで、著者の嘔吐の原因を400字で記述するものでした。文書が抽象的なため、苦戦した人が多かったと思います。
英語でのテーマは、「ガラパゴス諸島に生息する生物の絶滅の危機」を読んで、300字の要約と自分の考えを100字で記述するものでした。
面接試験はどのような形式か?
個人面接、面接官3人で行われ、試験時間は約10分でした。
主な質問内容
●東京医科大学に入学したい理由
●医師をめざす理由
●高校生活のこと
●関心のあるニュース
●友人と喧嘩したときの対処法
●身の周りに倫理的な問題はあるか?
●携帯電話などのマナー違反を見たら注意できるか?
志望動機書や調査書に書かれている内容からの質問が多くあります。
これまでも「倫理的」な内容を問う質問が、面接試験ではよく質問されています。将来の医師としての生命倫理にも関係があるために質問している可能性があります。
「地域枠」で受験した生徒の中には、「地域枠」に関する質問がなかった人もいましたが、事前に考えておく必要はあります。
また、面接試験というよりも、「会話」という感じで和やかに終わったと感想を述べている人もいます。
試験時間は、約10分なので、あっという間に面接時間が過ぎていくと思います。短い時間で、できる限り好印象を与えましょう。
適性検査とは?
YG性格検査とバウムテストの2種類が実施されます。
YG性格検査は、簡単な質問に「はい」「どちらでもない」「いいえ」で答えるものです。
バウムテストは、1枚の紙に鉛筆で木や家、人を描くテストです。
どちらも非常に有名なもので、受験者の性格などを判断する1つの材料として使用されます。