2017年度産業医科大学医学部の推薦入試は12/7(水)に実施されます。
産業医科大学医学部の推薦入試
■定員は、20名以内となっています。全国を3ブロックに分けて、ブロック毎に募集します。
「Aブロック」:10名以内、北海道~静岡
「Bブロック」:10名以内、富山~山口
「Cブロック」:10名以内、九州・沖縄
■「調査書の学習成績概評がAに属する者」。「A」は、一般的に評定平均値の「4.3」を表します。
■現役・1浪が対象となります。
■選考は、学校長の推薦書、調査書、志望理由書、特別活動記録、および小論文、面接を総合して合格者を決めます。
■2016年度推薦入試の結果は、受験者104名で総合格者20名、実質合格倍率は、5.2倍です。一般試験が17.2倍と高倍率であることを考えると、推薦入試の倍率はかなり低くなります。
2016年度にメディカルラボの生徒で、産業医科大学医学部の推薦入試を受験した人達の「受験レポート」の一部を次にまとめてみました。
小論文試験の注意点は?
産業医科大学の推薦入試は、センター試験の受験が免除されています。それだけに、小論文試験と面接試験は非常に大切になります。
小論文試験の問題は大学で公表しているので、過去問対策をしっかりとやっておきましょう。
今までは、試験時間120分で、英文を読んで設問に答える問題1題と、日本文を読んで同じく設問に答える問題が1題の合計2題が出題されています。
日本文は、2015年度までは数学に関係する内容でしたが、2016年度には生物に関する内容でした。
試験時間120分にしては問題の分量が少し多いようで、過去問などを使って十分な練習を積んでいない受験生にとっては時間が不足した可能性があります。
面接試験の内容は?
面接形式:個人
試験時間:約30分
面接官:3人
受験者:1
主な質問内容:
●なぜ産業医科大を受験したか
●産業医科大学の修学資金について
●なぜ産業医になりたいか
●地元で産業医として働けるところはどこか
●ストレスを感じたときにどうするか
●リーダーの経験はあるか
●震災後の東北にの医療について
●最近の産業医のニュースは何か
●iPS細胞とは何か
●日本は難民の受け入れをどうすべきか
●シリアの大統領の名前は
●ロシアの大統領の今とその前の大統領の名前は
●MERS以前に流行した伝染病は何か
●数年前にクラゲから発見された光るたんぱく質の名前は
など
個人面接にしては、試験時間が約30分と少し長いこともあり、志望理由などの一般的な質問から、時事問題や一般常識まで様々なことを質問されると思います。
日頃から勉強だけでなく時事問題などにも気を配っているか、また、将来は本当に産業医として立派な医師になれるのか、面接を通してみているのでしょう。
面接官の中には30分の時間の中で、和やかな時と厳しい雰囲気の時を織り交ぜながら面接試験を行なう人もいたようです。
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