2017年度川崎医科大学の推薦入試は、1次試験が11/12(土)、2次試験は11/26(土)に実施されます。
川崎医科大学の推薦入試(特別推薦)
■推薦入試は、「中国・四国地域枠」(定員約15名)と「岡山県地域枠」(定員約5名)の2区分で募集されます。
■評定平均値の基準はありません。また、年齢等の制限は「 平成29年4月1日現在において18歳に達しており22歳以下の者」となっています。
■「中国・四国地域枠」や「岡山県地域枠」には、各々、「中国・四国地域の住民(岡山県)であるか、 あるいは中国・四国地域(岡山県)の高等学校出身の者」など条件があります。詳しくは大学のホームページや募集要項でご確認ください。
■選考方法
第1次選考:総合適性試験
※合格した受験生のみ2次試験を受験します。
第2次選考:面接、小論文
■2016年度の志願者倍率は96名で合格者は20名、志願者倍率は4.8倍でした。
川崎医科大学の1次試験の総合適性試験とは?
ホームページ等には「総合適性試験」とのみ記載されています。では、いったいどのような問題が出題されているのでしょうか?
2016年度にメディカルラボの生徒で川崎医科大学の推薦入試を受験した人の「受験レポート」より概要を抜粋してみます。
次の①~④に試験時間を分けて試験が実施されます。
①英語
②数学(数ⅠⅡⅢAB)
③理科(物理・化学・生物)
④国語・一般常識
英語は試験時間60分で、文法・語句整序・長文読解の大問3題構成でした。一般入試よりも解きやすく、特に難解な問題は出題されていませんでした。
数学は試験時間60分で、数ⅠⅡⅢABの範囲から満遍なく20問ほどが出題されました。教科書の例題レベルが多く、公式を知っていれば解答できる問題も多かったようです。
理科は、物理・化学・生物の3科目から出題されます。3科目を180分で解答しなければなりません。物理または生物をほとんど勉強していない受験生も多いかと思います。3科目ともに難しい問題は出題されていません。と言うことは、一般試験で必要となる2科目については、確実に得点しなければなりません。
もし、物理を勉強していない場合、少しでも時間があるようでしたら、基本的な公式のみは学習しておきましょう。
国語・一般常識。国語はセンターレベルの簡単な現代文(評論文)や漢字の書き取りが出題されました。一般常識は、時事問題を中心に様々な問題が出題されていました。例えば「SNSは何の略か?」「華岡青洲は何をした人か?」「クリミア戦争に参加し統計学を築いた人は?」など予測不可能な問題も多くあったようです。
総合適性検査は、英語、数学、理科2科目と国語で、できる限り高い点数を取ることが何よりも大切だと思います。
2次試験では、何に注意をすれば良いのか?
小論文試験の内容
試験時間:50分
試験内容:テーマ型
テーマ:
問1「北欧福祉国家について知っていることを記せ」(200字)
問2「アルツハイマー病と診断された後の自分の人生設計を述べよ」(600字)
問1に関しては字数が200字と少ないですが、北欧の福祉国家の現状を知らなければ、上手に書くことはできなかったかもしれない。
試験時間が50分と少ないため、ほとんどの生徒が時間の余裕がなかったようです。
面接試験の内容
面接形式:個人面接
面接官:3人
試験時間:5~10分程度×2回
2016年度に関しては特に難しい質問などはなったようです。川崎医科大学の推薦入試は、地域枠なので地域枠に関することは事前に調べておく必要があります。
面接試験で質問された内容
●自己アピール
●どうして川崎医科大学を受験したのか
●得意科目と苦手科目。理由と克服方法。
●地域医療への思いとやる気
●高校時代の活動歴
など
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