私立大学の推薦入試も残すところ僅かとなりました。大学によっては、一般試験と変わらないくらいの倍率のところもあります。
このblogも、今後は一般入試の学科試験についてお伝えしていきます。
まずは、私立大学医学部の先頭を切って1次試験を実施する岩手医科大学です。
2017年度の岩手医科大学の1次試験は1/18(水)に実施されます。
今回は、一般試験の対策や注意点についてお伝えします。
岩手医科大学の受験はここに注意!
岩手医科大学の1次試験会場は、岩手(本学)・札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の6ヶ所となります。
2017年度のセンター試験は、曜日の関係で1/14(土)・15(日)の2日間で実施され、翌日1/16(月)は受験者の多くが自己採点会に参加されると思います。岩手医科大は1日をおいて、1/18(水)に1次試験が実施されます。これは、私大医学部の先頭を切っての実施となります。
英語と数学のチェックポイント!
[英語]
2016年度に出題された英語の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:易
[前年との難易度の変化]:易化
[時間に対する分量]:適量
[設問別の分析]
2015年度までの形式が大きくことなり、新たに会話文・発音問題が出題されました。長文読解に関しても2015年度までの語句の空所補充に同意語選択と内容一致が加わり、記述形式で出題されていた英文和訳や内容説明がなくなりました。長文の語数は増加したが、英作文などの記述問題がなくなったこともあり、全体的な難易度はやや下がりました。
2016年度から出題された発音・会話文問題も標準的な問題集で演習を積んでおく必要があります。
読解問題の英文素材は、毎年医療・科学系から出題されています。2015年度は『生物の進化』と『クローンという考え方が生まれた理由』、2014年度は『サンフランシスコ市のインフルエンザへの対応』と『物理学を中心とした科学の問題点』でした。読解問題のワード数は、毎年、大問1題あたり150~350語なので、焦らずにじっくりと英文を読むことができます。
[数学]
2016年度に出題された数学の分析を見てみましょう。
[全体の難易度]:やや難
[前年との難易度の変化]:難化
[時間に対する分量]:多い
[設問別の分析]
2016年度は、大問1が小問集合になりました。幅広い分野から基本的な問題が出題されています。大問2題はこの大学では定番の確率と微積分で、決して難問ではありませんが計算量がかなり多いです。定型的な解法が瞬時に浮かぶことと正確かつ迅速な計算力が必要です。参考書で基本的な解法を習得した後に、標準的な入試問題集で確率と微積分を中心に演習するとよでしょう。日頃から面倒がらずにきちんと計算をすることも大切です。
岩手医科大学の数学は、これまでは標準的な出題が多く、医学部の中では易しい問題を出題する大学でした。2015年度は、以前と比べて少し難化し、2016年度も更に難化しました。
[理科]については省略をします。詳しく内容をしりたい人は、こちらをご購入ください。
別の機会に面接試験と小論文試験を解説予定です。
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