2017年度私立大医学部の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
東京慈恵会医科大学医学部の入試変更点はここに注意!
2017年度の東京慈恵会医科大学入試は、一般入試試験の試験科目に変更があります。
[一般入試・二次試験]
一次試験合格者が受験できる二次試験に「小論文」が追加されました。
2017年度の二次試験科目は、面接と小論文試験になります。
小論文試験の解答時間は60分ですが、内容や配点は現在のところ未公表です。
ここがポイント!
■東京慈恵会医科大学は、私立医学部の中では慶應義塾大学に次いで、順天堂大学とともに最難関の大学です。
学科試験では毎年難しい問題が出題され、面接試験は「個人面接」と「集団面接」の2回実施されるなどの特徴があります。
2017年度からは、二次試験に小論文試験が加えられます。国公立大学との併願者も多く、国公立大へ合格した受験生は東京慈恵会医科大学を辞退するために、毎年、多くの繰上合格者が出ます。(2015年度は184名、2016年度は151名)
学科試験では判断できない受験生の医師としての能力や適性を、面接だけでなく小論文を試験に加えることにより判断をするのかもしれません。
小論文試験の内容は、現在のところ発表されていませんが、学科試験や面接試験の内容を考えると、簡単に書ける小論文ではないと思います。