2017年度私立大医学部の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
帝京大学医学部の入試変更点はここに注意!
2017年度の帝京大学入試は、一般入試試験の選考方法や定員、センター利用入試の試験科目、推薦入試の新設などの変更があります。
[一般入試]
■選考方法
これまで1回で選考をしていましたが、2017年度からは一次選考・二次選考の2回に分けて、合否を判定します。
一次選考:学科試験(3科目)、調査書等
二次選考:課題作文、面接
一次選考合格者のみ、二次試験を受験できます。
学科試験は、英語(必須)、数学・物理・化学・生物・国語から2科目選択です。
■定員:110名→100名
[センター利用入試]
二次選考の試験科目に「課題作文」が追加され、「英語・面接・課題作文」となります。
[推薦入試]
推薦入試が新設されます。
定員:10名(うち2名は福島県特別地域枠)
出願条件:現役、評定平均値4.0以上、合格したら入学を確約できる者。
選考方法:
基礎能力適性検査(必須科目[英語・数学]、選択科目[物理・化学・生物]→1)
小論文(1000字以内)
面接(10分程度・受験生1名に教員2名)
ここがポイント!
■一般入試は、2017年度からは二次選考試験が実施されます。これに伴い試験日も変更となり、私大の併願校の選択にも変化が出てくるでしょう。
◇一次選考日(試験日自由選択制)
1/26(木)、1/27(金)、1/28(土)
◇二次選考日(出願時に選択)
2/3(金)、2/4(土)
帝京大学は毎年、8000名近くの志願者を集めます。これまでの試験日は2月初旬でしたが、2017年度の試験日変更で受験生の流れに変化があるかもしれません。
課題作文は、300字ですが、試験時間が30分なので、手際よく解答しなければ時間が足りなくなると思います。
■推薦入試は、2017年度から開始されます。これに伴い、一般試験の定員が100名に変更(10名減)となります。
福島県特別地域枠は、2016年度は一般入試枠で募集していましたが、2017年度は新設された推薦入試枠で募集をします。「福島県地域医療医師確保修学資金」の貸与を受けることが条件で、月額23万5千円を予定しています。