2017年度私立大医学部の入試変更点について、入試動向に影響を与えそうな点についてお伝えします。
順天堂大学医学部の入試変更点はここに注意!
[一般入試]
「B方式」(定員10名)を新設
[センター・一般独自併用]
定員:35名程度→28名程度
[センター利用]
定員:20名程度→15名程度
ここがポイント!
一般入試のB方式は、英語資格・検定試験「TOEFL(iBT、ITP、BPT)、IELTS、英検」の成績を利用できます。試験科目にも特徴があります。
順天堂大学は、これまでの一般入試でも、英語の配点が数学や物理、化学などの科目の2倍あり、英語を重視する大学でした。
B方式の1次試験科目と配点は以下の通りです。
英語:独自英語(200点)+英語資格・検定試験の成績による加点(25点)
数学:100点
理科:物理・化学・生物から2科目選択(合計200点)
英語資格・検定試験の成績による加点は、それぞれの成績によって、25点・20点・15点が加算されるようです。詳しくは順天堂大学のホームページをご覧ください。
また、1次試験に合格をした場合の2次試験科目は、「面接試験」と「小論文・英作文試験」となります。ここでも、英語の学力が試されます。「英作文試験」は、これまでも『センター・一般独自併用』と『センター利用』で実施されています。
1次試験日が一般入試A方式と同日なので、英語、数学、理科の問題は同じだと思います。
2次試験日は、センター・一般独自併用およびセンター利用と同日なので、「面接試験」と「小論文・英作文試験」の問題は同じだと思います。
英語に自信がある受験生にとっては、A方式で受験するより有利になると思います。
※英語資格・検定試験の成績を取得していなくても一般入学試験(B方式)に出願できます。