2017年度福岡大学医学部の推薦入試は11/27(日)に実施されます。
福岡大学医学部の推薦入試
■福岡大学の推薦入試(A方式)の定員は、30名となっています。この内、10名は地域枠での募集となります。
■評定平均値が3.7以上が必要です。
■一般推薦(A方式)は、現役・1浪が対象となります。
■地域枠推薦は、「九州・沖縄・山口県内の高校出身」または「出願時において、本人または保護者(親など)が九州(沖縄を含む)・山口各県内に居住する者」となっています。
現役・1浪・2浪が対象となります。また、「高校を平成24年3月以降に卒業した者で、大学、短期、大学校、専修学校の専門課程に在学中の者および平成27年3月以降に卒業した者」も受験可能です。
■選考は、英語・数学(ⅠⅡⅢAB)、面接、調査書で行われます。
配点は、英語50点、数学50点、面接と調査書で20点(地域枠は50点)となります。
■2016年度の一般推薦入試(A方式)の結果は、志願者194名で総合格者19名、地域枠推薦は、志願者100名で総合格者10名でした。実質合格倍率は、それぞれ9.8倍、10.0倍で、推薦入試としては倍率が高いです。
2016年度にメディカルラボの生徒で、福岡大学医学部の推薦入試を受験した人達の「受験レポート」の一部を次にまとめてみました。
学科試験の注意点は?
英語と数学のテスト問題が一緒に配布され、2科目を60分で解答しなければなりません。
これまでの試験内容だと、英語を20~25分で解答し、残りを数学の解答時間にする時間配分で臨む準備をする生徒が多かったです。
英語は、長文・文法・発音・語句整序(英作文)の大問4題で構成されていました。
数学は、小問集合・微積の大問2題構成でした。大問2は数Ⅲからの出題が多いため、特に現役生は11月の試験日までには、この範囲を学習しておかなればなりません。
数学は以前と比較すると多少難化傾向にあります。計算量も多いことから、英語を早く解答してから、数学に時間を割く方が良いかと思います。
福岡大学は推薦入試の過去問を公表しています。試験前には、必ず時間を計って英語・数学を一緒に解答してみて、時間配分をどのようにするか考えてから本番入試に臨みましょう。
集団面接試験の内容は?
試験時間:約40~45分
面接官:3人
受験者:6人
討論:各自簡単な自己紹介後に討論を行う。
テーマ:
●女性管理職の増加について
●選挙権の年齢引き下げについて
●高齢者の自動車事故について
●高齢者の孤独死を減らすための医師の役割
●地域医療の問題点と解決策(地域枠受験)
●10年後に医療が抱えている課題と解決方法
●東京一極集中の解決方法
など
推薦入試(A方式)、地域枠入試ともに、最初に各自が1分くらいで自己紹介をします。これは事前によく考えておいて、スムーズに面接官に伝えることができるようにしましょう。
集団討論のテーマは、時事問題を中心とした比較的馴染みのあることがテーマとなります。これまでもその時々で話題となったこと、例えば「iPS細胞」「消費税アップ」「いじめ」「出生前診断」などでした。地域枠は「地域医療」がテーマとなる可能性が高いことも考えておきましょう。
また、討論されるテーマは、2つ以上である場合もあります。
集団討論は、他の受験生とのコミュニケーション力を見るという一面もあり、相手を論破することではありません。面接試験会場に入室する前に、討論を行うメンバーと仲良くなっておいて、司会担当など役割分担を決めてから本番に臨むグループもあったようです。このようなことができれば、いくらかは緊張を和らげてくれると思います。
面接試験は、事前に集団討論形式の模擬面接などで練習を積んでいた方が良いと思います。
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