保護者として、お子様に「いかに医学部へ気持ちを向かわせるか?」について、(その1)では「保護者が医学部受験の知識を持つ」ことについてお伝えしました。
(その2)では、「医療・医学に関する情報を日常に取り入れる」について、ご説明いたします。
医療・医学に関する情報を日常に取り入れる
(その1)では「保護者が医学部受験の知識を持つ」についてお伝えしました。今回は、「医療・医学に関する情報を日常に取り入れる」の大切さについてです。
小学生で「将来、医師になりたい」など、明確に意思表示をする子供は少ないようです。男の子ならプロのサッカー選手、女の子なら幼稚園の先生など、誰もが知っていて、何らかの形で接する機会の多い職業に憧れます。AKB48などのアイドルも同じです。
医師という職業については、保護者が医師であるということ以外で、社会的な役割や需要、ステイタス、年収など、子供達にとっては興味もなければ知る機会も少ないでしょう。ということは、幼いころから何らかの方法で医療と接する機会を作ることが必要となります。
私が子供の頃と比較して、テレビで医師を主人公にしたドラマや医療を題材にしたドキュメンタリーが頻繁に放映されています。最近だと、ノーベル賞を受賞した山中先生のiPS細胞や大村先生のイベルメクチンなど、医療に関するニュースも多くあります。
明らかに医師の役割や仕事と結びつくことに触れる機会が多くなっています。このことは、開業医以外の一般家庭の子供が医学部をめざす大きなきっかけにもなっています。
可能であるならば、子供が小さな時期から一緒に医療ドラマを見たり、医学のニュースについての話をするなど、意識してやって欲しいと思います。
また、子供と一緒にいる時の夫婦間の会話も、意識して医療のことを話すように心掛けていた保護者もいました。「今日、退院したAさん、奇跡的に回復してくれて、本人もとても喜んでくれたよ。医者をやっててよかった。」などの会話が日々の生活で交わされていたのでしょう。
ここで述べたことは、子供が小さな頃からでも可能で、いわゆる「刷り込み」と言ってよいかもしれませんが、あまりにも繰り返して頻繁に行うと拒否反応が起こる可能性もあるので、子供の様子を見ながら行う必要があります。
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次回は(その3)では、「オープンキャンパスに参加する」についてお話しいたします。
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