前回4/5に続くその②では、「あたたかく見守り、追い込まないこと」について、ご説明いたします。
保護者は自分の経験をもとについ口出しをしたいもの!
昔からよくあることですが、受験生よりも保護者の方が神経質になってしまい、受験生が家庭での居場所を失い、中には医学部進学を諦める場合もあります。保護者の神経質な状況は、ほぼ子供に伝わっていると考えて良いでしょう。
まず保護者は、医学部を受験するのが子供であることを自覚し、規則正しく日々の生活を送れるように充実させることが何よりも大切です。
模試の成績が振るわない場合は、保護者として何か一言二言、子供に言いたくなるのが常です。もし本当に本人が医学部をめざしているのなら、そのような素振りを見せなくても、当の本人が一番反省をしているはずです。
志望校選択や模試成績の結果分析、勉強方法について、今後にプラスとなる具体的で的確なアドバイスをできる保護者はほとんどいないと思います。また、保護者の中には自分が受験生だった頃の話をして、子供との溝を広げる人もいます。以前「保護者が現在の医学部受験の知識を持つ」でお伝えした通り受験を取り巻く状況は変化しています。
模試成績の分析や勉強法などの専門的なことは、高校や予備校の担任の役割となります。(高校や予備校を選択する時は、担任の役割にも注意が必要です)
メディカルラボでは、担任が保護者と生徒の間に入り、きめ細かな調整をしているのも大きな特徴の1つで、保護者からの信頼は厚いです。受験の専門家の活用も積極的に行ってみてはいかがでしょうか!
医学部へ合格した生徒に、受験期に保護者がやってくれたことで感謝していることを尋ねると、毎日の手作りの温かい食事や塾への送り迎え、朝起こしてくれたことなどを多くの生徒が口にします。とてもデリケートな時期だからこそ、余計なことを言わず、行わず「あたたかく見守り、追い込まないこと」が、長い受験期を親子で乗り切る最良の方法ではないかと思います。
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