「私立大医学部は学費が高いので、子供は国公立大しか考えられない!」と考えている保護者の方はいらっしゃいませんか?
今回は医学部の学費についてお伝えします。
そもそも医学部の学費はどのくらいなのか?
6年間の学費の総額がどのくらいなのかご存知でしょうか?
国立大学の学費が安く、私立大学が高いことはご存知だと思います。
まずは国立大学の学費の平均は、下記の通りです。(2015年度実績)
初年度 | 6年間の総額 | |
国立大学全42大学の平均 | 約80万円 | 約350万円 |
私立大学の学費の平均は、下記の通りです。(2015年度実績)
初年度 | 6年間の総額 | |
私立大学全30大学の平均 | 約770万円 | 約3,400万円 |
保護者の時代と比較すると、物価の変動を考慮しても、国公立大学はかなり学費が上昇しています。昭和50年度の1年間学費は、なんと3.6万円です。6年間だと21.6万円。これに入学金を足したとしてもわずかな金額です。(下記、文科省のHP参照)http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/005/gijiroku/06052921/005/002.htm
私立大学は高額で、6年間総額は30大学平均で約3,400万円、国立大の約10倍です。
一番安い順天堂大学は2,080万円で、二番目に安い大学は慶應義塾大学の約2,176万円です。
逆に一番高い大学は川崎医科大学の約4,716万円です。
私立大学は大学ごとに、学費が大きく違うことも特徴の1つです。
2017年度に医学部を新設予定の国際医療福祉大学(2016年7月現在、設置認可申請中)は、6年間の総額学費を私立大で最も低い1,850万円にする予定です。この額だと、1年間で約310万円となり、学費を捻出できる一般家庭もあるかと思います。
国公立大学の学費の方が圧倒的に安いため、私立大学の医学部を諦めようと考えている保護者の方はいませんか?
次回は私立大学医学部の中で、国公立大学よりも学費の安い大学や同等の大学についてお伝えします。
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