昔から「夏を制するものは、受験を制す」と言われています。受験生にとって夏休みは、1年のうちで自由に使える時間を一番確保できる期間だと思います。
(その1)に続いて、今回は(その2)をお伝えします。
医学部入試は、他学部入試とは大きく違う!
医学部の入学試験は、面接試験や小論文試験も含めて科目負担が多く、広範囲からレベルの高い問題が出題され、かつ合格するためには他の受験生より高得点を取らなければなりません。特に私立大学や国公立大学で医学部独自の入試問題を出題する場合には、より注意が必要です。
ところで、高校別の「国公立大学医学部の現役合格者占有率ランキング」についての記事が、サンデー毎日(4.28号)に掲載されていました。お馴染みの顔ぶれで、トップは灘高校で、以下は久留米大附設高校、、北嶺高校、甲陽学院高校と続きます。注目したいのはベスト10のうちで、私立高校が9校を占め、多くの高校が中高一貫校です。これらの高校は、入学時点での学力が高いことが、医学部への現役合格率の高さに影響しているとも考えられますが、それだけではありません。授業進度も大きく関係しています。
高3生の夏休み 数学と理科の出題範囲を一通り学習しておく
医学部に現役合格をするためには、できるかぎり早く受験で必要とされる勉強内容の学習を終えて、より入試本番に近い応用問題や志望校の過去問対策にどのくらいの時間を割けるかがポイントとなります。合格者の多い高校は、理系の受験科目の要となる数学や理科を、高2生終了時や高3生の夏休み終了頃までに全ての学習を終えている高校が多いようです。
ここまでの内容を読まれた受験生の中で、高校の授業進度が遅いなどの理由で、焦りを感じている人がいるかもしれません。
「どのようにすれば良いのか?」
自分で勉強を進めるのか、予備校を利用するしか方法がありません。これから入試までの間で夏休みが一番時間を確保できます。特に数学や理科は進度の面では大きく差がつきやすい科目です。
全科目が無理だとしても、得意科目だけでも夏休み中に少しでも教科書の最後まで近づくように勉強を進めてください。
メディカルラボの夏期講習
「苦手科目・苦手分野の克服」には、メディカルラボの夏期講習がお薦めです。個別授業で、苦手な科目や分野に絞って授業を受講できます。高校の夏補習や部活動の状況を考慮して、授業スケジュールを作成します。
詳しくは、メディカルラボのホームページをご覧ください。