2019年度川崎医科大学の推薦入試は、1次試験が11/10(土)、2次試験は11/24(土)に実施されます。
川崎医科大学の推薦入試(特別推薦)
■推薦入試は、「中国・四国地域枠」(定員約20名)で募集されます。2018年度まで設置されていた推薦入試の「岡山県地域枠」は、一般枠の「岡山県地域枠」に移行しました。
■評定平均値の基準はありません。また、年齢等の制限は「 平成31年4月1日現在において18歳に達しており22歳以下の者」となっています。
■「中国・四国地域枠」は、「中国・四国地域の高等学校出身の者であるか、あるいは中国・四国地域の住民の者」など条件があります。詳しくは大学のホームページや募集要項でご確認ください。
■選考方法
第1次選考:総合適性試験(総合読解力・論理力などを問う試験)、小論文
※合格した受験生のみ2次試験を受験します。
第2次選考:面接
■2018年度の志願者倍率は72名で合格者は20名、志願者倍率は3.6倍でした。
川崎医科大学の1次試験の総合適性試験とは?
ホームページ等には「総合適性試験」とのみ記載されています。では、いったいどのような問題が出題されているのでしょうか?
2018年度にメディカルラボの生徒で川崎医科大学の推薦入試を受験した人の「受験レポート」より概要を抜粋してみます。
次の①~④に試験時間を分けて試験が実施されます。
①英語
②数学(数ⅠⅡⅢAB)
③理科(物理・化学・生物)
④国語・一般常識
英語は試験時間60分で、文法・語句整序・長文読解の大問4題構成でした。
文法は3題(前置詞の空欄補充・整序)と長文読解が1題の構成です。
一般入試とほぼ同レベルですが、特に難解な問題は出題されていませんが、分量が多いためゆっくり考えていると解答時間が不足する可能性があります。
数学は試験時間60分で、数ⅠⅡⅢABの範囲から満遍なく出題されました。教科書の例題レベルが多く、公式を知っていれば解答できる問題も多かったようです。よってミスをしないように丁寧な解答が求められます。
理科は、物理・化学・生物の3科目から出題されます。各科目は大問3~4題構成で、3科目を80分で解答しなければなりません。物理と生物の両方は勉強していない受験生も多いかと思いますが、3科目ともに難しい問題は出題されていません。と言うことは、一般試験で必要となる理科2科目については、確実に得点しなければなりません。
化学はほとんどの受験生が受験対策をしているためか、全範囲から出題されます。計算問題が多いのが特徴です。
もし、物理を勉強していない場合、少しでも時間があるようでしたら、基本的な公式のみは学習しておきましょう。生物は「生物基礎」範囲からの出題がほとんどです。
国語・一般常識の試験時間は60分です。
国語はセンターレベルの簡単な現代文(評論文)や漢字の書き取りが出題されました。
一般常識は、時事問題を中心に様々な問題が出題されていました。例えば「アメリカの2大政党は?」「日本の子供の貧困率は?」「国際宇宙ステーションにある日本の実験棟の名は?」「市松模様は?」など選択肢から選ぶ設問の他に、「日本の社会保障制度を4つ書け」「5W1Hを全て書け」など記述式の問題もありました。
総合適性試験は、英語、数学、理科2科目と国語で、できる限り高い点数を取ることが何よりも大切だと思います。
小論文試験の内容
試験時間:50分
文字数:800字
試験内容:課題文型
内容:課題文を読んで「ある遺族にかける言葉として『立ちなおる』に代わる適切な言葉はあるか」の問に自分の考えを述べる。
比較的に書きやすいテーマではないかと思います。50分で800字なので、時間的にもちょうど良いのではないでしょうか。
2018年度は、200字と600字で書くテーマ型の小論文が2題出題されました。
2次試験では、何に注意をすれば良いのか?
面接試験の内容
面接形式:個人面接
面接官:3人
試験時間:5~10分程度×2回(部屋を変えて実施)
特に難しい質問などはなったようです。川崎医科大学の推薦入試は、地域枠なので地域枠に関することは事前に調べておく必要があります。
面接試験で質問された内容
●どうして川崎医科大学を受験したのか
●特別推薦で入学した際に生じる義務、デメリット
●地域医療に必要なこと
●高校時代の活動歴
●寮生活について
など
推薦・AO入試対策のご案内
メディカルラボの推薦対策は、実際に志望校を受験した生徒が記入した受験レポートや大学の入試担当者からの貴重な情報をもとに『推薦入試データブック』を作成し、それに基づき授業を進めます。
詳しくは、メディカルラボのホームページをご覧ください。